NHK「緑なき島」映像のフィルム、戦後のものと判明。自民合同会議で⇒産経「韓国側の主張の一端が崩れる」
NHK番組「緑なき島」を巡り、NHKは映像の撮影フィルムは終戦10年後の昭和30年のものであることを認めた。
韓国が「緑なき島」を朝鮮半島出身者が戦時中に軍艦島で強制労働させられた証拠の一つとして使用している。戦後のものだと分かったことで産経新聞は「韓国側の主張の一端が崩れることとなる」と報じた。
昭和30年に長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取りあげたNHK番組「緑なき島」を巡り、NHK幹部が19日の自民党会合で、坑内とされる映像の撮影に使われたフィルムは放送と同じ年の30年製だったと説明したことが分かった。坑内映像は韓国のテレビ局などが、朝鮮半島出身者が戦時中に軍艦島で強制労働させられた証拠の一つとして使用している。終戦から10年後に撮影された映像だと裏付けられたことで、韓国側の主張の一端が崩れることとなる。
複数の関係者が明らかにした。19日に開かれた自民の外交部会と日本の名誉と信頼を確立するための特命委員会の合同会議に、NHKの山名啓雄専務理事が出席し、明らかにした。
番組の坑内映像には、狭い坑内でふんどし姿の炭鉱労働者が採炭する光景が映っており、韓国メディアが軍艦島を「朝鮮人強制連行」と関連づけて映像を使用するケースが相次いでいる。韓国・釜山の「国立日帝強制動員歴史館」でも使用が確認されている。
NHK幹部の国会答弁などによれば、NHKは平成22年に緑なき島の映像を韓国の公営放送KBSに提供し、その後、複数の韓国メディアなどに無断で使用されている状況だという。
19日の会合後、特命委の委員長を務める有村治子参院議員は記者団に「放送されたフィルムについてNHKから『戦後作られたものだ』と確認を取った」と説明。「韓国の複数のメディアで目的に沿わない使われ方をされているのは、日本の国益や歴史認識に関わってくる」とも述べた。
坑内映像は端島炭坑の昭和30年当時の実態ともかけ離れた内容とされ、元島民らが軍艦島の外部で撮影されたものだと訴えている。
NHKは戦後のフィルムと知りながら、韓国が戦時中の出来事として反日プロパガンダに利用していたことを黙っていたことになる。追及を受けて初めて本当のことを明かし始めたという始末だ。「最低」としか言いようがない。
なお、NHKは2021年の内部調査で映像について「端島炭坑以外のものであるとの結論には至らなかった」と主張していて、今回の合同会議でも同じ主張を繰り返したようだが「端島のものである」証明も出来なかったという。
この特命委員会でNHKは端島(軍艦島)とされる炭鉱内の映像が端島以外で撮影されたものではないと同時に、端島のものであるとも証明できなかったと明らかにしました。故に、私はこの番組の「正確性」に問題があったことを正式に認める放送をすべきと要請しました。https://t.co/kN4G7Xb8Ld
— 松本ひさし/ドクターヘリ (@hmatsu63) June 19, 2023
さて、外務省の出番だ。さっそく韓国に「戦後に作られた映像だ」と抗議し主張を撤回させ、映像を使用しないよう求めるべきだ。抗議の一つもしないなら大臣を更迭すべきだ。
そして、「日本の名誉と信頼を確立するための特命委員会」は、NHKが国民に謝罪するまで徹底的に事実の追及を行っていただきたい。