青木理氏「だったら保険証でいいじゃないですかって話」⇒ネット「なんで不正利用をスルーするのか」⇒厚生労働省、手続きミス「劇的に減る」不正使用防止も期待できる
青木理氏が30日、TBS「サンデー・モーニング」に出演し、保険証について言及。
ジャーナリストの青木理氏が30日、TBS「サンデー・モーニング」に出演。来年秋に予定されている現行の健康保険証廃止について与党からも異論が出ていることについて「漫画チック」と話した。
青木氏は「たとえば、マイナ保険証を持たない人には資格証明書を出すと言っているんですけど、しかもプッシュ型にするとか、複数年にするとか言っている。そしたら今までの保険証でいいんじゃないの?っていう話。高齢者や認知症の方が暗証番号を管理できないとなったら、暗証番号なしで発行しましょうって言い出してる。だったら保険証でいいじゃないですかっていうような話になってる」と一連の流れをまとめ。
その上で「だったら、何のためにこれをやっているんですか、というような状況で、与党からこういう声が出るのも当然」と指摘した。
ネットの反応
サンモニ青木理氏
マイナ保険証はマンガチックだ。今までの保険証でいいんじゃないの→費用対効果を無視、小さな問題にイチャモンを付け、不正使用の温床になっているとともに紛失時のリスクも高い紙の保険証を継続する世論を形成する時代錯誤のサンモニです。損失を被るのは真面目な一般国民です
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) July 30, 2023
相変わらず反対派は、一番問題視されている不正使用と手続きミスについてはスルーしている。
マイナ保険証導入が不正使用防止に期待できるのは勿論だが、厚生労働省は手続きミスについても「劇的に減る」と訴えた。
厚生労働省 伊原保健局長
「古い保険証を使って、受診してしまうという方が実際いらっしゃいまして、それが今まで過去、医療機関の返戻という形で、年間、600万件ぐらいですね、医療機関に差し戻されると。今回このオンライン資格確認システムという仕組みができることによりまして、年間、数百万件と、言われるような返戻、これが大きく劇的に減ってきてるというのが現状でございます」厚生労働省の伊原保健局長は、参議院の委員会審議でこのように答弁しました。
また、今の保険証に顔写真がないことから他人による「なりすまし」事例が起きていることについても、「マイナンバーカード保険証化すると防げることが期待できる」と強調しました。
これが改善できれば経費削減に繋がることは言うまでもない。
なぜ反対派はこの点を注目しないのだろう。犯罪を防ぐ、無駄を防ぐための改善策がマイナ保険証だ。
マイナンバーカードについてはトラブルが指摘され不安視されている。しかし、新たな制度導入時にはこういうトラブルは発生するものだ。そこは総点検して是正していけばいい話だ。政府には国民が安心して使用できるよう全力で取り組むことを期待する。