岸田総理、日豪円滑化協定の発効を閣議で決定!安倍政権下の交渉から約9年の時を経て大発効へ!!!安倍元総理の遺志が今、大実現!!
厳しさを増す安全保障環境を前に、岸田総理は防衛力の抜本的な強化に取り組んでいる。その防衛力の抜本的な強化と並行して進められているのが同志国との円滑化協定の締結だ。
円滑化協定は、自衛隊と締結国の軍が互いの国に部隊を派遣し、共同訓練や災害対応を行う際の法的地位や手続きをあらかじめ取り決めておくもの。
その円滑化協定がオーストラリアとの間で発効される運びになった。日豪円滑化協定の交渉入りは安倍政権の時だ。約9年の時を経て、安倍元総理が始めたことを岸田総理が貫徹したのだ。
日豪関係をより深化させる決断をした岸田総理。国際社会でその手腕を遺憾なく発揮してもらいたい。
大決断の岸田総理、日豪円滑化協定が発効へ!!!
我国にとって重要な国の1つであるオーストラリア。そのオーストラリアとの関係に大きな歴史的一歩が踏み出された。
岸田総理が8日の閣議で日豪円滑化協定を13日に発効させると決断したのだ。
政府は8日の閣議で、自衛隊とオーストラリア軍の相互往来をスムーズにする「円滑化協定(RAA)」を13日に発効させると決めた。
(中略)
日本が他国とRAAを締結するのは初めて。中国を念頭に防衛協力を強化する狙いがある。
協定では、専用の航空機や船舶で相手国を訪れる場合、飛行場や港湾の使用許可を迅速化し、出入国時のビザ(査証)手続きを免除する他、武器や弾薬の携行を認めた。従来は部隊が往来するたびに協議していた。
(出典 首相官邸)
この岸田総理の決断によって日豪関係は歴史的な転換点を迎えることになる。
そしてこの日豪円滑化協定で忘れてはならない人がいる。それが安倍元総理の存在だ。この日豪円滑化協定が交渉、そして大筋合意したのは、安倍政権の時だ。2014年7月に当時の安倍元総理とアボット首相との会談で交渉入りし、2020年7月に安倍元総理とモリソン首相が大筋合意したのだ(参考)。
交渉入りから発行まで約9年の時がかかった日豪円滑化協定。
この円滑化協定について安倍元総理が果たしたことが、オーストラリア下院が昨年7月に行った追悼決議に記されている。
安倍氏が殺害された翌朝にお伝えしたように、彼について過去形で語っているのは信じ難い。あの恐ろしい日、日本は真の愛国者、真のリーダーを失った。オーストラリアも真の友人、盟友を失った。実際、安倍氏がオーストラリアにもたらした友情は、温かい気持ちと著しい成果に満ちたものであった。日豪関係のさらなる強化に力を入れた安倍氏は、首相としてオーストラリアに5回も訪問してくれた。
安倍氏は、日本とオーストラリアの間における、いくつかの歴史的進展の実現に貢献してくれた。この中には、日本で活動するオーストラリア企業に新しい機会を創出した、日豪経済連携協定(日豪EPA)の批准が含まれる。安倍氏はまた、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の不屈の推進者でもあった。彼はまた、日豪関係を特別な戦略的パートナーシップへと高めた。安倍氏が長年にわたり、両国の関係強化を訴えたおかげで、両国は最近署名された日豪円滑化協定を始め、防衛協力を強化することができた。
(出典 首相官邸)引用元 安倍晋三元首相の追悼決議
安倍元総理が描いた外交戦略が約9年の時を経て実現したのだ。
安倍元総理の外交戦略は今、花開こうとしている。安倍元総理のもとで長年にわたって外相を務めていた岸田総理なら安倍元総理の外交戦略も熟知しているに違いない。
安倍元総理の外交的功績を踏まえた上で、今後、岸田総理の色を加えた外交を展開していってもらいたい。