有事の際の島民保護に向け、国、九州各知事、先島市町長などが動くも、あの知事だけ動き無し?
松野博一官房長官は台湾有事を念頭に、先島諸島からの住民避難の受け入れ協力を熊本県と鹿児島県両知事に要請。要請に対し、蒲島郁夫熊本県知事は「国民保護の拠点としても役割を果たしたい」(参考)と語り、塩田康一鹿児島県知事は「中国による台湾周辺での軍事演習などを踏まえると、国民保護の重要性は高まっている」(参考)と応じた。
これを受け、中山義隆石垣市長が「九州各市で受け入れ可能かどうか検討してほしい」と要望したという。
松野官房長官は、熊本県、鹿児島県を訪問し、両知事に対し石垣市を含む先島諸島からの住民避難の受け入れ協力を要請。
これを受けて、本日、熊本市で開催された九州市長会総会で、私から九州各市で受け入れ可能かどうか検討してほしいと要望しました。
https://t.co/Iw7XMCMQ38— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) October 18, 2023
国も先島の首長も九州各県の知事も、有事の際の先島諸島の住民保護に向けて動いているのに、なぜか一人重要な人物の名が上がってこない。国も先島の首長たちも玉城デニー沖縄県知事をあてにしていないのだろうか。
2022年、櫻井よしこ氏は島民非難を巡る玉城知事の対応を紹介していた。
玉城知事は答えた。「この件については世界中のウチナンチュー(沖縄人)に呼びかけて、どの国とも仲よくするのが大事だ」。さらに「沖縄県は福建省と姉妹都市だ」とも語った。
話にならない。玉城氏は中国の脅威を理解しておらず、それ以前に、気にしていない。困り果てた糸数氏が国に問い合わせると、「県を通してくれ」との回答だ。与那国島が現実の危機に直面していることを県も国も感得していない、と糸数氏は訴える。
先島の首長たちもこのような姿勢の知事などあてにするはずがない。今では官房長官や防衛大臣が石垣市などを訪問し、島民非難について積極的に動いているが、県知事だけは相変わらずのようだ。玉城知事にその気があれば官房長官や中山市長のように各知事に要請しているはずだし、先島の首長らの窓口になっているはず。しかし、その様子もなく、尖閣についてもまるで反応を示さない。
中山市長の投稿にも次のようなコメントが寄せられていた。