【中国による禁輸から水産業者を支援する動き】中国の禁輸で大打撃を受けたホタテ、ふるさと納税返礼品で9.3倍に。
ふるさと納税サイト運営の「さとふる」によると、ふるさと納税で求める返礼品について、中国による日本産水産物輸入禁止で大打撃を受けたホタテを求める寄付が9.3倍に増加したという。
処理水放出後の風評被害から水産業者を守る「食べて応援」が広がったが、今回は中国による禁輸から水産業者を支援する動きということらしい。
中国による日本産の水産物輸入停止で特に影響を受けたホタテを返礼品で求めるふるさと納税が9.3倍に達したことがわかりました。
ふるさと納税サイト運営の「さとふる」によりますと、ふるさと納税で返礼品をホタテとする寄付は、ことし9月に前の月の9.3倍に増加しました。
8月の中国による日本産の水産物輸入停止で影響を受けた水産業者を支援する動きとみられています。
「なぜホタテばかり?」「市場に安く出せば消費者が買うはず」とごもっともな意見もあるが、そもそも加工業者が中国に高く売る算段で、生産者から高値で購入しているので、市場に安く出すと大赤字になることは理解しておかなくてはいけない。
実は、生産者と水産加工会社の間では、輸出停止前にホタテの取引価格が決まっているため、水産加工会社は高値でホタテを引き受けざるを得ない状況に。
その価格を下回る安値で市場に出してしまうと、利益が全くでなくなるからなんとか価格を維持していきたいのが本音のようです。
引用元 禁輸でなぜ”ホタテ”推す?大打撃の裏に中国依存…倉庫に積み上げられたホタテ在庫 余っているのに安売りしない理由は”ホタテ業界が抱えるジレンマ”
少なくとも現在山積みになっている在庫は、高値で販売するか、支援無くして国内で消費するのは難しい状況らしい。
しかし、有難いことに、先日米軍基地で大量に買い取る契約を結び、在日米軍内のスーパーで販売された。
ホタテに限らず、ふるさと納税を活用して水産業者を支援しようという動きが広がっている。「さとふる」によると「「さとふる」における8月24日~27日の「魚介・海産物」カテゴリの寄付件数は、昨年同時期と比べて2倍以上に増加。」ということらしい(参考)。
非常にいい傾向だ。
出来れば、中国は取引相手として切り捨て、取引価格の再交渉を行って、国内でも手軽に買えるようにしてほしい。