「京都市政を共産党や維新に渡すわけにはいきません」とする福山元幹事長。国政選挙で協力することはいいの??
立憲民主党の福山元幹事長と国民民主党の前原府連会長の対立が京都市長選を契機に深まっている。
自民、公明、立憲民主党の相乗りを、前原氏が批判しているのだ。
その批判に対して福山元幹事長も応戦するなど、立憲民主党と国民民主党の関係性を如実に表わしている。
福山元幹事長、前原府連会長の対立が続く京都市長選だが、福山元幹事長がXに京都市長選についての考え方について投稿していた。
その考え方だが「京都市政を共産党や維新に渡すわけにはいきません」と綴っているのだ。国政選挙では共産党の力を借りるが、京都市政では敵視しているのだ。このスタンスに共産党支持者が理解を示すことはあるのか。
「京都市政を共産党や維新に渡すわけにはいきません」と語る福山元幹事長
立憲民主党の福山元幹事長が国民民主党の府連会長の前原氏との対立を深めている。前原府連会長が自民、公明、立憲民主党の相乗りを「理解できない」と批判したことに対して、福山元幹事長も「なぜ心変わりしたのか」と応戦しているのだ。(参考)
舌戦が繰り広げられている京都市長選をめぐる対応だが、11月上旬に福山元幹事長がXに京都市長選における自身の考え方を投稿していた。
その投稿の中には気になる箇所がある。「京都市政を共産党や維新に渡すわけにはいきません」「市長選を党利党略のために考えるよりも、次の4年間の市政にも責任を持つことが立憲の役割と考えます」と綴っているのだ。(参考)
(出典 参議院インタネット審議中継)
共産党に渡してならないとしているが、一方で国政選挙では共産党と連携することが報道された。京都市では共産党と組めないが、国政選挙なら組めると言うのは筋が通らない上に、共産党に対しても失礼極まりない姿勢だ。
福山元幹事長は、幹事長の要職にあった時、候補者調整に奔走していた。総選挙が差し迫っていた21年10月、記者会見で「共産党との候補者の競合区で、どの程度調整ができるか、今週、最終的な詰めをしていきたい」と語っていた。(参考)
京都市長選では協力しないが、国政選挙では協力する福山元幹事長の姿勢こそ「党利党略」なのではないか。
福山元幹事長が、共産党嫌いなのは構わないが幹事長時代の言動との整合性は最低限とってもらいたい。そして党内左派が求めている共産党との共闘路線について自身の考えを示してもらいたい。