イタリア、一帯一路の離脱を中国に正式通知⇒石平太郎氏「イタリアはギリギリの線で地獄行きのバスから降りた」
G7で唯一、中国の一帯一路に参加していたイタリアが、離脱する意向を、中国側に正式に通知したという。
G7で唯一、一帯一路に参加しているイタリアの離脱は中国にとって痛手となりそうと報じられた。
イタリア、中国の一帯一路から離脱通知 G7で唯一参画 https://t.co/q3kruMy6uh
イタリアは2019年3月、当時のコンテ政権が経済回復を狙って一帯一路に加わった。だが、貿易赤字は逆に拡大。新型コロナウイルス禍の影響もあり、中国からの投資も停滞した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 6, 2023
同通信などによると、イタリアの一帯一路の協定は来年3月に期限切れを迎える。中国政府は最近、イタリア政府から協定を更新しない旨を伝える書簡を受け取った。
一帯一路を巡っては、イタリアのコンテ政権が19年3月、経済回復につなげる狙いで参加した。だが、対中貿易赤字が増加しており、イタリア政府内で「経済的な恩恵が乏しい」として一帯一路に否定的な声があがっていた。
「一帯一路」は双方にメリットがあるのではなく、中国にメリットがあることを理解したようだ。
「イタリアはギリギリの線で地獄行きのバスから降りた」と、石平太郎氏。
イタリアはギリギリの線で地獄行きのバスから降りた。目の先の利益に募られて「一帯一路」に飛びついたことの結末はこれだ。中国に深く関わると碌なことない。日本でもかつて、「バスに乗り遅れるな」と叫ぶ馬鹿な政治家や財界人はいたが今はどうしているか。https://t.co/AjZ0ury4YI @Sankei_news
— 石平太郎 (@liyonyon) December 7, 2023
「伊の離脱に対して中国がどのような対抗措置(嫌がらせ)をするかが焦点」と、 慶應義塾大学総合政策学部准教授の鶴岡路人氏。
イタリアが中国の一帯一路から正式に離脱決定。中国に正式に伝達したとのことーー伊の離脱に対して中国がどのような対抗措置(嫌がらせ)をするかが焦点で、そのために伊も慎重だったとみられるものの、中伊覚書更新期限を見据えて決断ということか。https://t.co/wj7dfiuCyg pic.twitter.com/plH70msc8n
— Michito Tsuruoka / 鶴岡路人 (@MichitoTsuruoka) December 6, 2023
「イタリアは2019年に一帯一路に加わって逆に貿易赤字が拡大して、メリットがなかったと総括したようだ」と、白川司千代田区議。
イタリア政府が一帯一路からの離脱を中国に通知。これでG7で一帯一路参加国がゼロになり中国に痛手に。イタリアは2019年に一帯一路に加わって逆に貿易赤字が拡大して、メリットがなかったと総括したようだ。
イタリア、「一帯一路」から離脱を通知 中国に痛手:日本経済新聞 https://t.co/OcJ2Nb5uB8
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) December 6, 2023
ネットの反応
先日ワシントン出張をした際に意見交換した米政府幹部は、中国の一帯一路について「2018年にピークアウトしており、新規投資は急減している」と語っていました。中国にとって最大の成果だったG7の参加国の離脱のインパクトはその象徴といえます。 #NewsPicks https://t.co/dk1h6XzL6C
— 峯村 健司 / Kenji Minemura「中国『軍事強国』の夢」(文春新書)出版 (@kenji_minemura) December 6, 2023
他の参加国も見直してみては…?
(ジョルジャ・メローニ首相 出典 Wikipedia)