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【沖縄県議会】公明県議「玉城知事は衆院議員時代に、政府に南西諸島の防衛力増強を要請していた」「知事は自己保身をしているようにしか思えない」




6日の沖縄県議会代表質問で、金城勉県議が、「玉城知事は衆院議員時代に、政府に南西諸島の防衛力増強を要請していた」と指摘したことを八重山日報が伝えた。

6日の県議会代表質問で金城勉氏(公明)は、玉城デニー知事が衆院議員だった2012年3月16日の衆院安全保障委員会で、政府に南西諸島の防衛力増強を要請していたと指摘した。玉城氏は知事就任後、沖縄での抑止力強化に反対する言動を繰り返しており、衆院議員時代とは発言が一転。金城氏は「知事は自己保身をしているようにしか思えない」と批判した。

引用元 議員時代に防衛力増強要請 公明、玉城知事批判「保身」

では、玉城知事が当時何を語ったか、国会議事録で確認してみよう。

玉城委員 ありがとうございます。
実は、沖縄がことし復帰四十周年でございます。昭和四十七年の臨時第一混成群、そして第六高射特科群が、昭和四十八年に第一混成団に編成され、沖縄に配備され、平成二十二年には第一五旅団としてしっかりと、この四十年間の間で県民の中でも自衛隊の活動というものは一定の評価が与えられてきております。それは、不発弾の処理もそうですが、離島における急患搬送は本当に大きな力になっておりまして、実際に、そういう組織があるということは大変うれしいという声もたくさん伺っております。
そこでお話を伺いたいんですが、防衛大綱における動的防衛力の整備と重ねて、田中防衛大臣は、今後、離島及び島嶼地域における自衛隊のこれからの存在についてどのような整備の重要性を考えていらっしゃるか、お聞かせください。

田中国務大臣 今、先生から急患搬送のお話がありました。
先般、沖縄に参りましても、自衛隊が努力をして、仲井真知事も、自衛隊の活動に大変感謝しているという大変ありがたい言葉をいただきまして、隊員の皆さん方にも報告をして、さらなる努力をしていく、こういうことでございましたので、先生にも御協力をいただきたいと思います。
具体的に、中期防期間中に、情報収集、警戒監視体制を整備するということで、与那国島へは陸自の沿岸監視部隊を配置する、あるいは潜水艦の増勢、そしてまた、南西地域の沖永良部島、宮古島の旧型固定式レーダーを更新する、こういうことも手がけてきておるわけでありますし、南西地域の島嶼部に陸自の初動対処部隊を新設するということでございますし、その他戦闘機一個飛行隊を那覇基地に移動させる。
いろいろ対策を講じてきておるところでございますので、先生にも御理解をいただきながら、この地域の防衛を、そしてまた、大変多くの島がございますけれども、その生活の維持のためにも働かせていただければと思っております。

玉城委員 ありがとうございました。
最後に、これは三枚目の資料に、自衛隊基地関係の「沖縄県における自衛官数」というのがございます。それをごらんいただきたいんですが、総数六千四百人、陸上自衛官二千百五十人、海上自衛官一千三百人、航空自衛官が二千九百五十人。海上自衛官は海の上に出ていらっしゃる方々もいますので実数ではないんですが、それでも六千四百人で、東西千キロ、南北四百キロを守ろうというのは、私は、そこにこそもっと国力としての力を注ぐべきではないかというふうに思います。
つまり、米軍との日米共同の中では、日本側からアメリカに対して、このパッケージ論の切り離しが具体的にアメリカと一緒に協議をされるのであれば、まさに沖縄の声もそこに加えて、日米沖縄という形で、しっかりと日米同盟の深化へは協力をしていく姿勢を示していただきたいと思います。
しかし、そのためには、自衛隊のさらなる増強といいますか、人員の確保、あるいは装備の更新などは欠かせないことだと思います。また、今大臣の答弁にもありましたように、宮古島のレーダーも古くなっている、与那国に置こうかと思っても、与那国でもいろいろな声がある。では、どうしようかというふうなことを考えると、やはりきちっと、それをどのようにすれば、アメリカと日本で共同してこの地域の抑止力というものを、我々も具体的にそれにかかわっていけるのかというふうなことをぜひ提案していただきたいと思いますが、そのことについて、最後に大臣の思いを聞かせていただきたいと思います。

田中国務大臣 先生も大変、地元で御心配いただいております普天間の辺野古移設の問題についても、私、真剣に取り組んでおりますので、この場をおかりしまして、御協力をお願い申し上げたいと思います。
また、自衛隊のこれからの充実というものについては大変重要な課題だと思っておりますので、中期防の中で、二十七年まで整備をしていきますが、引き続きこの南西地域の防衛を自衛隊初め各国とも協議をしながら進めていきたい、こういうふうに思っておりますので、私も努力しますが、よろしく御協力をお願い申し上げたいと思います。

玉城委員 ありがとうございました。
私は県民の声をもとに行動しておりますので、ぜひその声をしっかりと酌み取っていただきますよう、今後とも力を合わせて頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

引用元 第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号 平成24年3月16日

政府に南西諸島の防衛力増強を要請していたばかりか、辺野古移設にも協力的だったと受け取れる。

金城氏は「安全保障委員会での発言とこんなにも違うのか。同一人物と思えるのか」と疑問視し、玉城知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対し、一切の妥協を拒否する姿勢を示していることについて「普天間は放置され、辺野古は進む。県政が自分の保身だけで生き延びていく。その構図だ」と述べたと八重山日報は伝えた。

「知事は自己保身をしているようにしか思えない」との批判はごもっともだ。







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