外交能力をアピールする泉代表「アジア太平洋地域の抑止力を高める日豪の防衛交流、民主主義国家間のエネルギーや資源の安定的な確保、を着実に進める。」→安倍元総理の外交の踏襲??
立憲民主党の泉代表が政権担当能力を示すことに躍起だ。特に民主党政権では外交能力については皆無だった。
そうした懸念を払拭するためか、泉代表が駐日オーストラリア大使と意見交換をしたことをXで報告している。
そこで政権を獲得した場合の日豪関係について言及しているが、すでに安倍元総理が着手したことばかりが並んでいた。
安倍外交の先見性をようやく認める気になったのか。
政権獲得の際の日豪関係に言及するも安倍元総理が既に推進!
政権獲得という夢を見続けている立憲民主党の泉代表。そんな泉代表が政権担当能力のアピールに躍起だ。
駐日オーストラリア大使との意見交換を実施したことをXで明かし、「立憲民主党が政権を獲得した際には、アジア太平洋地域の抑止力を高める日豪の防衛交流、民主主義国家間のエネルギーや資源の安定的な確保、を着実に進める。こうしたことを伝えました。」と投稿しているのだ。(参考)
アピールに懸命なのはわかるが、言っていることが既に行われていることと気づいているのか。
日豪の防衛協力については、安倍総理の時代から着実に進んでいるのだ。2014年オーストラリアをオーストラリア政府の公式賓客として訪問した安倍総理は、アボット首相との首脳会談に臨み、共同運用及び訓練を円滑化するための協定に向けた交渉の開始で合意したのだ。(参考)
(出典 外務省)
安倍総理の時に始まった円滑化協定の交渉は、菅総理の時にモリソン首相との間で大枠合意に達し(参考)、岸田総理がモリソン首相と共に署名が行われた(参考)。
安倍元総理、菅前総理、そして岸田総理と着実に日豪防衛交流は進展しているのだ。
そして泉代表が言及したエネルギーや資源の安定的な確保についても、安倍元総理が進めていた。
それがイクシスプロジェクトだ。2018年、安倍元総理は記念式典に出席し「生産量の7割が日本向けで,それが40年続くという,頼もしい事業です。この場をお借りして,北部準州政府,地元ダーウィンの皆様のご支援に,私からの,御礼を申しあげます。有難うございました。」と語っているのだ!!(参考)
(出典 外務省)
このことをみれば、泉代表が駐日オーストラリア大使に伝えたことは、安倍元総理の外交の延長線にすぎないことがよくわかる。
安倍元総理の外交成果を踏襲するのは構わないが、それならまず安倍元総理の外交の功績を素直に受け入れるべきだ。
なんでもかんでも安倍元総理の責任にしてきた稚拙な国会戦術を猛省してもらいたい。