岡田幹事長が官房機密費について「何らかの記録は残すべきだし、一定期間たてば、それを公表するというのが普通ではないかと思います」→民主党政権時の機密費の使途はいつ公表するの？？？
政権獲得に向けて勢いに乗りたい立憲民主党。しかし、だ。前のめりになり過ぎたためか、ウケ狙いの発言が目立つ。
岡田幹事長が記者会見で官房機密費について「公表するというのが普通」と発言したことが良い例だ。
岡田幹事長も政権の中枢にいた民主党政権での官房機密費の使途については公表していたのか。
「公表するというのが普通」とおっしゃるのであれば、ぜひ民主党政権時の使途を公開してもらいたい。
民主党政権時は公表していたの？？
補選を勝ち抜いたことで、政権獲得の夢が現実的になったと思っている立憲民主党執行部。
しかし、だ。言葉の軽さ、無責任さは相変わらずのようだ。
５月１４日に記者会見を行った岡田幹事長だが、記者から官房機密費に問われ次のように答えていた。
今の官房機密費というのは、金庫にお金が入っていて、官房長官がそれを使い放題というふうに私は理解しているのですね。それはやはり、いかにもおかしいと思います。何らかの記録は残すべきだし、一定期間たてば、それを公表するというのが普通ではないかと思います。
（出典 衆議院）引用元 岡田幹事長記者会見
官房機密費の使途について、公表するのが普通と語る岡田幹事長。しかし、だ。自身が政権中枢にいた民主党政権では使途が公表されていない。
２０１２年１１月、日本経済新聞が次のように報じている。
政府は9日の閣議で、2009年9月の民主党政権発足から今年11月5日までの間に、35億2000万円の内閣官房機密費（報償費）が国庫から支出されたとする答弁書を決めた。このうち未使用だった3885万円は返納した。使途は明らかにしていない。
民主党政権が公表していたのであれば、岡田幹事長の発言に説得力はある。だが非公表だったのだ。
更に民主党政権で官房長官を務めた平野さんが新聞のインタビューに答え、領収書を取らずに使ったと語っている（参考）。
岡田幹事長は一定期間が経てば公表するのが普通と言っているが、領収書の無いものをどのように公表するというのか。
出来もしないことを言う、そして有権者受けが良いことを言う癖は、悪夢の民主党政権の時から変わらないようだ。