• HOME
  • 地方議員 , 政治ニュース
  • 静岡県知事選挙で、前浜松市長・鈴木康友氏が初当選。どうなるリニア?メガソーラーと「新野球場」については推進派の様子

静岡県知事選挙で、前浜松市長・鈴木康友氏が初当選。どうなるリニア?メガソーラーと「新野球場」については推進派の様子




川勝平太前知事の辞職に伴い、26日に投票が行われた静岡県知事選挙で、前浜松市長・鈴木康友氏が初当選。

雇用・経済・地域活性・医療・福祉・教育・子育て・少子高齢・人口減少対策・災害対策など、注目すべき点や課題は多々あるが、特に注目されるは次の3点。

まずはリニアの今後の行方。鈴木氏はリニア推進の立場を示す一方で『「課題をクリアできるのか、真剣に考える」と訴えた。一方で水問題などに対する川勝氏の取り組みを尊重する考えも示している。』とのこと(参考)。川勝前知事もリニア推進の立場を示していたが、やったことは工事の邪魔だった。関係都府県で構成するリニア中央新幹線建設促進期成同盟会の会長を務めている愛知県の大村秀章知事は、鈴木氏が当選したことを受け「着実な推進に向け、取り組んでいかれることを期待する」とのコメントを発表したが、鈴木新知事が川勝前知事と同じ道を辿る可能性がありそうなことも頭に入れておいた方が良さそうだ。

2つめは、鈴木氏といえばメガソーラーで、市長時代に「浜松市では新エネルギー推進事業本部を作り、太陽光発電はじめ、再生可能エネルギーの導入促進に取り組んでまいりました」「震災以降、太陽光発電を中心に再エネの導入促進を進め、おかげさまで太陽光発電設備導入量日本一になり、今も堅持しております」と、誇らしげに語っていた(参考)。鈴木氏は4月19日の記者会見で「再生可能エネルギー導入日本一の静岡県をつくっていきたい」と語っている(参考)。川勝知事もメガソーラー推進派だったが、県内各地でメガソーラー建設計画が次々と浮上する状況に「太陽光発電はぜひ推進したいと考えてきたが、これほど大量のメガソーラーが造られるとは、東日本大震災以前は考えられていなかった」と困惑していた。しかし、川勝知事さえも戸惑ったメガソーラー事業を鈴木氏は進めようとしている。静岡県が日本一メガソーラーで埋め尽くされる県になる可能性は大だ。

3つめは、川勝前知事の肝いりの、県が浜松市に整備する「新野球場」については、「開放型のドーム球場にすれば370億円と言われている建設コストはかかりませんし」「サブ球場を含めて周辺整備は浜松市が担う。つまり県だけにやってもらうのではなく県と市で合わせてやっていく」と、推進の立場を示している(参考)。

今後の県政運営に注目したいが、何やら川勝知事以上のモンスターの匂いがしてきた。気のせいであって欲しい。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!