大英断!小笠原海台海域の大部分を新たに我国の大陸棚と定める政令を閣議決定!!

4月下旬、岸田総理は官邸で総合海洋政策本部の会合を開催した。その会合では岸田総理は海洋資源開発を進めることを表明した。

そして、だ。6月25日、岸田総理は我国の大陸棚を広げる政令を閣議決定した。有言実行とはまさにこのことだ。

出来もしない政策を掲げる一部野党とは異なり、できることを着実に進める岸田総理。その姿勢はもっと評価されても良いはずだ。

岸田総理が大陸棚の拡張を閣議決定!!

海洋基本法に基づき、設置されている総合海洋政策本部。我国の海洋政策を集中的かつ総合的に推進する重要な役割を担っている。

4月、その総合海洋政策本部の会合で岸田総理が海洋資源開発を進める決意を表明した。

本日、総合的な海洋の安全保障と持続可能な海洋の構築を柱とする、第4期海洋基本計画を決定いたしました。
海洋資源開発や海洋科学技術の振興、洋上風力発電を始めとする再生可能エネルギーやCCS(二酸化炭素回収・貯留)などの取組を具体的に進めてまいります。
谷大臣を始め、各閣僚におかれては、海洋立国の実現に向けて、一層の連携、御尽力をお願いいたします。

引用元 総合海洋政策本部

この総合海洋政策本部の会合が行われてから約2カ月後の6月25日、岸田総理が大英断を下した。

閣議で、小笠原海台海域の大部分を新たに日本の大陸棚と定める政令を閣議決定したのだ(参考)。

新たに我国の大陸棚には、コバルトなどのレアメタルが存在しているとされている。埋蔵されているとされるコバルトは電気自動車用電池にも用いられている重要鉱物だ。

閣議決定後、海洋政策を担当している松村大臣は「天然資源の探査・開発の主権的権利を行使できる」と記者団に語り、探査開発に進める姿勢を示している(参考)。

コバルトをめぐっては中国が国家備蓄の増強を図っており、獲得競争も激化している(参考)。今回の岸田総理の大英断が我国の経済安全保障の観点からも賞賛に値するものであることは間違いない。

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