処理水放出から1年。官邸「国内外に向けて、科学的知見に基づき、透明性高く分かりやすい情報発信に努めてまいります」
福島第一原発の処理水海洋放出から1年。中国は日本産水産物の禁輸措置を取り続けている。日本は放出開始以降、禁輸の即時撤廃を迫ってきたが、中国は「核汚染水」と反発を続けていて、最近も、中国政府は「日本が世界に危険を“転嫁”した」との表現で改めて非難していた。
一方で、放出開始時には中国と同じく懸念を示していた太平洋島しょ国だが、政府が地道に説明してきた結果、理解を示し始めたという(参考)。
日本国内でも非科学的な主張で処理水放出を貶め、風評被害を広げようとする勢力がいまだに存在する中、首相官邸は24日、岸田総理が現地を訪問し、地元の人たちと意見交換をし、福島産の水産物を食す動画を投稿し、安全性をアピールした。
ALPS処理水放出開始からちょうど一年を迎える中、漁業を取り巻く現況について、福島県漁連の皆さんと意見交換しました。処理水放出は、IAEAによる評価を含め、引き続き安全に実施されています。国内外に向けて、科学的知見に基づき、透明性高く分かりやすい情報発信に努めてまいります。 pic.twitter.com/f932jtgyww
— 首相官邸 (@kantei) August 24, 2024
岸田総理もこの投稿を引用し『昨年、ALPS処理水の海洋放出を決めた際に申し上げた「我が国水産業の生業や事業を、活力ある形で子や孫の世代まで持続的に引き継いでいけるよう万全を尽くす」「必要な対策を取り続けることを、たとえ今後の長期に渡ろうとも、全責任をもって対応する」との想いは、今もいささかも変わりはありません』と投稿。
昨年、ALPS処理水の海洋放出を決めた際に申し上げた「我が国水産業の生業や事業を、活力ある形で子や孫の世代まで持続的に引き継いでいけるよう万全を尽くす」「必要な対策を取り続けることを、たとえ今後の長期に渡ろうとも、全責任をもって対応する」との想いは、今もいささかも変わりはありません。 https://t.co/c4dq8FE0SP
— 岸田文雄 (@kishida230) August 24, 2024
官邸の投稿には、福島の鮮魚店の方も「ありがとうございます」と感謝していた。
感動しました。福島が誇る「うに貝焼き」「めひかりの寿司」「カツオの刺身」を岸田総理が美味しそうに食べている動画。BGMのチョイスもいい。こういう発信です。ありがとうございます!! https://t.co/nYjaEtx2y7
— 小野崎雄一/おのざき4代目 (@onozaki_1923) August 26, 2024
まもなく自民党総裁選が始まるが、次期総理にもこういった発信を継続するようお願いしたい。それと、各国のへの対応も継続し、理解を深めて欲しい。中国には言うだけ無駄かもしれないが、禁輸措置という不名誉なものが撤廃されるよう、最大限の努力で臨んで頂きたい。
ネットの反応
安全性アピールの為に福島の美味しい物食べてるのずりーぞ俺にも別けてくれ
非難する人もいるけど、その非難が復興に役立つのかな?
自分は福島の美味しい海産物食べたいです、できれば現地で。
福島を風評被害から守って下さい。
処理水放出への対応は成功だった