「世襲の多い『金魚』たちに立ち向かっていく『どじょう』でありたい」と語っていた野田代表→身内の世襲議員の応援に行っていましたよね？？？

３年間頑張ってきた泉さんが引きずりおろされ、野田代表が率いることになった立憲民主党。

野田代表だが、代表選に出馬表明した際、世襲議員に対して厳しい言葉を発していた。また代表選の公約発表では世襲制限についても触れていた。

しかし、だ。思い返せば野田代表は、立憲民主党の世襲候補の応援に駆けつけているのだ。立憲民主党の世襲は良い世襲、自民党の世襲は悪い世襲とでも言いたいのか。

伝統のダブルスタンダードを改めなければ、支持の拡大は見込めない。

身内のへの対応はどうするの？？

元首相が代表に就いた立憲民主党。刷新感が全くないが、野田代表は代表選への出馬表明では「やたら改革もどきを言っている、世襲の多い『金魚』たちに立ち向かっていく『どじょう』でありたい」と語り、自民党の総裁候補への対抗心を剥き出しにしていた。（参考）

（出典　衆議院）

そうした世襲への対抗心なのか、代表選の公約には国会議員の世襲制限などを盛り込まれたと報道された。（参考）

世襲に対して厳しい姿勢を示す野田代表だが、代表就任前は違う一面をのぞかせていた。

４月に行われた衆議院島根１区補欠選挙では、立憲民主党の世襲候補の応援に駆け付け、世襲候補が語る政策について「こういう政治家はなかなかいない」と持ち上げていたのだ。（参考）

立憲民主党の世襲は良いが、自民党の世襲は悪とでも言いたいのか。

野田代表は、代表選の最中、「世襲政治家が跳梁跋扈する古い政治に決別する」と主張していた。（参考）　新執行部で参議院幹事長の要職についている田名部さんの父は農水相を務めたことが田名部匡省さんだ。

世襲に対して厳しい姿勢で臨むのは構わないが、身内への対応はどうするのか。

ダブルスタンダードという伝統芸を捨てられない限り、表紙だけ変わった立憲民主党の支持が拡大することはないに違いない。