国連環境計画、2023年の世界の温室効果ガス排出量が過去最多と報告「今すぐ対策を強化し、全力を尽くすべきだ」一位中国160億トン、2位米国59億トン…日本は11億トン⇒国連は中国をなんとかすべきでは?
2023年の世界の温室効果ガス排出量が過去最多だったそうだ。
国連環境計画(UNEP)は24日、2023年の世界の温室効果ガス排出量は前年から1.3%増加して571億トンとなり、過去最多だったとする報告書を公表した。国際枠組み「パリ協定」は気温上昇を産業革命(18~19世紀)前から1.5度以内に抑えることを目指すが、各国が対策を強化しなければ世界の平均気温の上昇幅は今世紀中に最大3.1度になると指摘した。
報告書によると、世界の総排出量は1990年以降、増加傾向に歯止めがかかっていない。世界の平均気温は既に1.1度上昇しており、今夏(6~8月)の日本の平均気温は統計開始以降で最高だった昨年に並び、2年連続で最も暑い夏となった。
UNEPは「今すぐ対策を強化し、1.5度目標の実現に全力を尽くすべきだ」と強調した。国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が11月にアゼルバイジャンで予定されており、各国が危機感を共有して対策強化を打ち出せるかどうかが焦点となる。
「今すぐ対策を強化し、1.5度目標の実現に全力を尽くすべきだ」とあるが、記事の図を見てもわかるように、国連は、まずは中国をなんとかすべきだ。この責任を世界で分かち合うなんてとんでもない話だ。
そして、日本の数値を見てみると、さほど世界に迷惑をかけている数字ではない。日本国内では再エネ推進派が太陽光パネルをいまだに敷き詰めようとしているが、森林伐採は環境破壊につながり、CO2の吸収量も減り、本末転倒だ。ただ、日本は先進国として模範を示す必要がある。それに、2021年10月22日、地球温暖化対策計画が閣議決定され「日本は、2021年4月に、2030年度において、温室効果ガス46%削減(2013年度比)を目指すこと、さらに50%の高みに向けて挑戦を続ける」ことを表明した(参考)。
だから日本は公約として掲げた以上、達成させる責任がある。エネルギー関連では、原発再稼働と共にCO2を出さない火力発電を目指している。現在でも日本の火力発電は、世界の火力発電の平均より少ない。もちろん、自然破壊が伴わない再エネも推進していくべきと考える。
他にも、日本の各企業も取り組んでおり、日本の自動車メーカーは、脱炭素化への取り組みを強化している。こうした取り組みにより、上図の数字となっていると考える。
ネットの反応
森林面積が減ればその分CO2を吸収することが出来なくなるというのに。