小泉氏が自民党選対委員長を辞任「責任取る」石破総裁に辞表提出
小泉進次郎氏が自民党選対委員長を辞任とのこと。
自民党の小泉選対委員長は衆議院選挙の敗北を受け、石破総裁に辞表を提出し、受理されました。
小泉選対委員長
「目標を掲げて戦って、その結果が出なかったら、やはり執行部で選挙の責任を負うべき。選挙対策委員長が責任を取るというのは、私は国民の皆さんから見ても当たり前のことだと思います。そういったことを受けて、いま辞表を提出したことであります」小泉氏は、辞任の理由について「国民の感覚、国民の常識に沿った対応をしていくことだ」と述べました。
また、選挙の敗因については「政治とカネの問題に決着をつけられずに選挙に向かってしまった。国民に理解を得られる環境をつくれなかったことが大きい」と述べました。
その上で、今後については「多くの仲間を失った。涙をのんだ候補者に対するケアなど寄り添っていきたい」と語りました。
一見潔いとも見えるが、過半数獲得が微妙なのは選挙前からある程度想定されていた。
小泉氏の責任よりも、幹事長の責任の方が大きいと考える。特に非公認の候補に「2000万を支給した」という報道は致命的だった。この報道を受け、野党各党はさらに批判を強め、有権者の不信感も強まった。
東京24区に無所属で立候補し当選した萩生田光一氏は、自身のXで「率直に申し上げて、選挙直前の非公認の基準、そして今回の政党交付金の交付に関する執行部の対応、首をかしげざるを得ません」「正直申し上げて、ありがた迷惑な話だと思っています」と批判していた。
自民党本部からの政党交付金について pic.twitter.com/cJnFwF584c
— 萩生田光一事務所【前衆議院議員・東京24区】 (@officeofhagiuda) October 24, 2024
他にも選挙中の支給について「なぜこのタイミング?」といった声があがっていた。
誰の判断だったか?ということになるが、政治ジャーナリスト田崎史郎氏は「これだけのお金を動かせるのは、総裁と幹事長が決裁しなければお金は出せませんから、どっちか、あるいは両方かもしれません。石破総裁と森山幹事長の判断ミス」と、実名を挙げた」という(参考)。
責任論を言えば、応援団長の小泉氏よりも、選挙活動を指揮し、勝利することが仕事の幹事長が真っ先に責任を取るべきではないだろうか。だが、今のところ石破総裁も森山幹事長も辞任をしない意向を示しているとのこと。
それとも小泉氏はこれ以上、前途多難な船には乗れないということだろうか。