NHKのキリトリで石破首相に非難殺到 選択的夫婦別姓を巡る発言
選択的夫婦別姓を巡って、5日の衆議院予算委員会で、石破首相の発言をNHKが報じた。
選択的夫婦別姓をめぐり、石破総理大臣は、5日の衆議院予算委員会で、旧姓を使えないことによる不便を減らす必要があると指摘したうえで、各党間で議論し結論を得たいという考えを強調しました。
この中で、石破総理大臣は「前の姓を変えなければならないことで、ものすごく、つらく悲しい思いを持っている人が大勢いることは決して忘れてはならない。そうした思いをどうやって減らせるかを考えていかねばならない」と述べました。
そのうえで「いつまでも引きずっていい話だとは思っていない。どうするかは各党で議論することだが、各党には国民に答えを出す責任がある。いつまでにということは立場上、申し上げないが、きちんと答えを出すのは国民に対するわれわれ議員の責任だ」と述べました。
これは自民党の山下貴司議員の質疑への回答。これにはネット上で石破首相に対する非難が殺到。
しかし「そうした思いをどうやって減らせるかを考えていかねばならない」の後には「と同時に、そうは言っても…」と続きがある。
「と同時に、そうは言っても…」と続きがあって
「法律上通称が使えるようになっても、事実婚が続けば遺贈や身分法上の問題は残る。各党で議論してね。国会で答えを出す責任はあるけど、いつまでとは言いません。(筆者意訳)」と仰っています。皆さん、少し落ち着いてね。https://t.co/cl4XQ0L4Np
— こたママ kotamama (@kotamama318) December 6, 2024
そして、答弁は記事にある「いつまでも引きずっていい話だとは思っていない~」に続く。
さらに、立憲民主党の岡本あき子議員の質問に、石破総理は「子どもさんはどう思っているんだいという調査、私が不勉強なせいかもしれませんが、実は見たことがございません。子どもが可哀想だと親が思っている、じゃあお子さんたちがどうなんだろう、兄弟で(姓が)違うという場合にお子さんたちがどういうふうに考えておられるのか」と、子どもへの調査も必要ではないかという考えを述べた(参考)。
参考;衆議院インターネット審議中継 2024年12月5日 (木) 予算委員会
NHKの記事だけを見れば、選択的夫婦別姓反対派からは非難の声があがるのは当然だ。しかし、石破首相はあらゆる意見を聞いたうえで議論を尽くし答えを出すべきという考えを示した。
NHKは国民から受信料を取っているのだから、他のメディアと同レベルでは困る。公共放送としての自覚があるなら、切り取り報道で国民を惑わすのはやめましょう!