
【珍しく賛成】玉川徹氏、閉山中の富士山から救助要請する外国人観光客に「自分たちで費用負担を」⇒富士宮市長も全額負担を主張。野口健氏は「救助費用は年間を通して請求すべき」
珍しく玉川徹氏の意見に賛同。
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が14日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。閉山中の富士山に無断で立ち入り、救助要請をする外国人観光客が後を絶たないことについてコメントした。
番組では、救助費用が税金で賄われていることを紹介。「費用は遭難者側が負担するべき」「有料化をアピールしたい」とする自治体側の見解も伝えた。
玉川氏は「僕は自己責任論はそもそも好きじゃないですけど、このケースに関しては一定の自己責任があってしかるべしじゃないかな」とコメント。消防や救急車といった行政サービスについて「自分たちが不可避なこと、例えば事故に遭うとか。そういう時誰かに助けてもらうと。我々が少しずつお金を出して助けてもらう仕組みを作るのが本来のあり方だと思う」とした上で「登山は不可避じゃない。自らリスクが高いことを承知でやっていらっしゃる方々。そういう場合には、当然ながら自分たちで費用を負担してリスクを負うことをしなければならないんだろうと思う。やむを得ない事情とは違う」と考えを語った。
また「有料にして、それぞれが保険をかけて自分のリスクに備えるか。もしくは山に登る時にプラスアルファでお金を払って、何かあった時にはそれを充てる。みんなが少しずつ出して、何かあった人に対してそこに充てる考え方にするか」と提案。現在のシステムについては「これを全くの税金で、何もお金がかからない状況でやること自体そもそも違うのではと思う」と話した。
まったくその通り。玉川氏は税金が投入されていることを強調しているが、付け加えるならば救助隊にもリスクがあることだ。救助隊のリスクを減らすためにも無謀な登山者は減らすべきと考える。
「富士宮市長が救助費は自己負担にすべきと主張」と、地元メディアが伝えている(参考)。アルピニストの野口健氏は富士宮市長の意見に加え「付け加える事があるとするのならば「富士山を甘くみている」のは閉山期に限らない。救助費用は年間を通して請求すべき」と訴えていた(参考)。野口氏はさらに「エベレストも違反者には2万2000ドル(約248万円)の罰金。富士山でゲートを乗り越えて登山を強行する人には100万ぐらいの罰金はありではないか」とも訴えていた(参考)。
なぜ閉山期間を設ける必要があるのかを考えればわかるはず。危険を承知で登山しているのだから自己負担は当然だろう。また閉山期間以外でも、登山料の引き上げや保険を強制にすることで、山を甘く見ている無謀な登山者も減るのではないだろうか。もちろん、野口氏が主張する違反者に高額な罰金を科すことにも賛成だ。
ネットの反応

一人当たり1~3万円でも妥当だと思うし、それによって登山をあきらめる利用者、特に軽装者は多いと思うのでぜひ実行すべき。



