羽田雄一郎議員と文科省汚職事件の闇

12月11日、JAXAは文科省汚職事件に関する中間報告をまとめたと一部メディアが報じた。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事だった元文部科学省幹部の汚職事件で、JAXAは11日、弁護士らによる調査検証チームの報告書を公表した。東京医科大への宇宙飛行士派遣と人工衛星を利用した民間企業との事業の2件について、同省の元国際統括官、川端和明被告(57)=収賄罪で起訴=の関与があったと認定した。(中略)川端被告はJAXAに理事として出向中、東京医科大の記念事業に宇宙飛行士を派遣するなどの便宜を図った見返りに、元コンサル会社役員の谷口浩司被告(47)=贈賄罪などで起訴=から飲食接待を受けたとされる。
引用元 日経新聞 元理事「不適切関与なし」 文科省汚職でJAXA検証

しかし、この事件にかかわった国会議員についてはまったく報じられなかった。実は、その議員に関する報道が出た瞬間、文科省汚職事件に関する報道が止んでしまっているのである。報道が止むきっかけになった議員は誰なのか。

●文科省汚職問題、その陰に羽田雄一郎参議院議員

文科省をめぐる汚職事件では、局長級幹部が逮捕されたが、東京地検特捜部は国民民主党の議員が絡んでいるとみている。その人物は参議院議員の羽田雄一郎氏だ。羽田氏は汚職事件で、逮捕された医療コンサルタント会社の元役員の谷口氏に「政策顧問」の肩書の使用を認めていたという。
この件に関し、今年8月の時点で「党内聴取」が進んでいるという。しかし、四カ月たったが、「党内聴取」の結果は不明だ。党員資格停止や辞職勧告などの処分も聞かない。

 文科省の局長級幹部による一連の汚職事件に絡み、国民民主党の羽田雄一郎参院議員が、大塚耕平共同代表による聴取を受けた。羽田氏は、「霞が関ブローカー」と呼ばれる医療コンサルタント会社の元役員と交際し、「政策顧問」の肩書を与えていた。東京地検特捜部は、羽田氏とともに、立憲民主党の衆院議員と元役員の交際についても事実を把握している。
引用元 夕刊フジ 霞が関ブローカーと交際、国民・羽田雄一郎氏を「党内聴取」 文科汚職

だが、羽田氏は谷口氏に政策顧問という肩書を与えていたことは下記の名刺からも事実である。

2018年6月下旬、羽田雄一郎先生は、佐野太氏、谷口浩司、A氏と赤坂の焼肉屋で会食し、2017年10月から始まった特捜捜査について佐野氏から説明を受けています。
谷口への最初の事情聴取は2017年10月26日。担当は特捜の田淵検事で、「佐野太」について聞きたいと言われましたが事件内容については教えてもらえなかったそうです。事情聴取後、谷口から羽田先生に報告を上げ、佐野さんにも事情説明を求めており、その最終説明が6月下旬の焼肉屋での会食です。店名はシャンボール赤坂。支払いはA氏。
このような会食が谷口逮捕前にあったので、羽田先生は谷口が文科省汚職の件については詳しく知っています。
2.羽田雄一郎先生 国民民主党参議院議員:20180724
谷口浩司の名刺(20180813追加)
e-mailが参議院から議員本人又は秘書が使用する公用のメアドなので、官僚等は本物の羽田雄一郎秘書と認識します。永田町や霞が関には自称政治家秘書を語るブローカーが大勢暗躍するので、本物か偽物かを見分けるモノサシとなってます。
引用元 羽田雄一郎や吉田統彦を隠蔽するマスゴミは異常!

これにより羽田氏が直接関わっていないにしても政策顧問という肩書を与えてる以上、表に出て正式に説明責任を果たすのが政治家としての当然の務めである。少なくとも谷口氏の活動に身分保証を与えていたのだから、そのことについて謝罪するべきだ。

●羽田氏と政策顧問との関係

政策顧問の肩書を使用しているがもともと秘書だったとの情報もある。要するにアドバイザーではなく、家臣だったというのである。

谷口浩司を信じる妻の疑問/谷口浩司のホームページ
これらのなかでも、とくに重要なポイントとは、谷口氏がもともと「民間のコンサルタント」などではなく、もともと羽田雄一郎参議院議員(現・国民民主党)の秘書だった(※肩書きは「政策顧問」)と点でしょう。実際、同ホームページで証拠として、「参議院議員 羽田雄一郎 政策顧問 谷口浩司」と記載された名刺が提示されています

それはさておき、同ホームページには8月11日付で『羽田雄一郎先生の出口戦略』と題する項が追加されています。これによると、「(羽田議員が)個人的に肩代わりした3億円の借金」を返すために、谷口浩司氏に「一般社団法人スポーツコンプライアンス教育振興機構」、「一般社団法人病院事業評価機構(仮称)」の設立の指示があったとか。

どうして社団法人を設立すれば借金が返済することにつながるのか、このあたりについては説明不足でよくわかりません。ただし、私が興味を抱いたのは、このホームページの記載が事実ならば、谷口氏は羽田議員の忠実な秘書だったのではないか、という仮説です。
引用元 文科省汚職と吉田・羽田両議員の疑惑、現時点での検証結果より抜粋

記事は谷口氏の妻の記事を基に読み解いているものだが、谷口氏が、羽田氏の政策顧問というよりも、忠実な秘書であり、政策顧問は肩書に過ぎないと指摘している。

・谷口氏の出入りにより羽田氏の秘書たちが辞めた

須田慎一郎
「裏口入学問題で羽田雄一郎の名前が国会閉会まで出なかったのは変。谷口容疑者は羽田の政策顧問。谷口氏のような人が出入りするので先代からの秘書も辞めた。また谷口氏は特別通行証がないと入れない国会で目撃され、貸したのは羽田事務所
引用元 【裏口入学】須田慎一郎 「谷口容疑者は羽田の政策顧問。また谷口氏は特別通行証がないと入れない国会で目撃され、貸したのは羽田事務所」

羽田氏が谷口氏に特別通行証を与えたことにより国会議員や官僚との接触を容易にさせてしまったということである。特別通行証があれば議員会館や国会は勿論のこと、何よりも各官庁にフリーパスで侵入できる。となれば、どのような官僚とどのように接触したかもわかりにくくなるので、官僚にも近づきやすくなる。官僚もベテラン国会議員の正式な秘書となれば無下にも出来ず、懇意にするしかない。しかも、先代からの秘書たちを追い出すことによりお目付け役もいなくなったので、羽田氏さえたぶらかせば、やりたい放題が可能となる。

・羽田氏をたぶらかすのは容易だったようだ

谷口氏がらみでいえば、羽田氏とされる人物が接待中と思われる写真がネット上で拡散されている。このような画像を撮らせること自体が危機管理能力に欠けているとしか言いようがない。もし、こうした写真を中国や北朝鮮の女性工作員に撮られていればどうなるかは火を見るよりも明らかだ。

ちなみに女性が被っている帽子は、人民解放軍の軍帽である。

●羽田氏に関与疑惑が浮上すると報道がとまった?

当初、この文科省汚職疑惑はメディアで盛んに報道され始めていた。だが、羽田氏の所属する国民民主党や、別に関与が指摘される吉田統彦議員の属する立憲民主党に配慮したのだろうか?羽田氏や吉田氏の関与の疑惑が浮上すると、汚職事件自体も、そして羽田氏に関する報道も聞かない状況になってしまった。

東京医科大学の裏口入学問題で、立憲民主党の吉田統彦議員が黒幕と2人の人物が告発したのは先週のこと。不思議なことにこの頃からマスコミの報道がぴたりと止まってしまった。

滑稽なのは立憲民主党の蓮舫議員がモリカケ問題に続いて裏口入学問題を追及しようとしていたところ。身内の人間が告発されてしまい、とんでもないブーメランを食らうことになった。

いつもは「総理の関与」「周囲の忖度」などといちゃもんをつけて安倍総理のクビを狙う枝野幸男代表が今回おとなしいのはやましい気持ちがあるからだろう。

真相を明らかにすべく下手に追及すると吉田統彦議員(立憲民主党)が危なくなってしまう。だからこそここは沈黙するしかないのだ

ジャーナリストの有本香さんも、今回はやけにマスコミが静かだと指摘する。
引用元 【裏口入学】立憲民主党の議員が関与と分かった途端に報道が …より抜粋

東京医科大の裏口入学が発覚した時はどのメディアもこぞって連日報道し、官僚の不祥事を閣僚に追及するような報道であったが、野党議員の関与がわかったとたん野党はおろかマスコミさえも沈黙してしまった。

森友や加計問題のように、作られた疑惑と違い、これはあきらかに犯罪行為である。明白な写真も根拠もある。それに関与した可能性があるにも関わらず、真実を追求しないのはメディアが国民民主党や立憲民主党に配慮しているとしか思えない。その動機は何か?それは、これ以上野党の不祥事が世に広まれば自民党が益々盤石になってしまうからである。

反政権メディアとしてはそれはあってはならないことであり、臭い物に蓋をするように『報道しない自由』を発動させたのだろう。あれからこの件は忘れられたかのようにほとんど報道はされていない。谷口氏と二人の官僚だけが被告人となって収束したようだが、黒幕とされる二人の国会議員はいまだにのうのうと議員生活を送っている。

来年は参議院議員選挙があるが、羽田氏が国会議員にふさわしいのか、この件を加味して検討していただきたい。メディアが裁かないのであれば、選挙という審判を国民が下すべきだ。

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