
自民両院懇談会で石破首相陳謝も、発言した7割以上の議員が首相辞任要求で紛糾。予定時間を大幅オーバーに
自民党は28日に両院懇談会を開いたが、発言した7割以上の議員が首相の辞任を求め、予定の2時間を大幅に超える約4時間半で会を終えたという。
自民党は28日、大敗した参院選を総括する両院議員懇談会を開いた。石破茂首相(党総裁)が参院選の結果を陳謝するも、発言した7割以上の議員が首相の辞任を求め、懇談会は紛糾。予定の2時間を大幅に超える約4時間半で会を終えた。
首相は冒頭「大変厳しい結果で、多くの議席を失った。深く、心からおわび申し上げる」と述べた。しかし、旧安倍派、旧茂木派、麻生派の議員を中心に首相や森山裕幹事長ら執行部の責任を問う意見が噴出。首相の続投について否定的な意見が続出した。旧安倍派の西田昌司参院議員は「選挙結果がノーだった。その責任を負う方が政権の枠組みを行う資格はない」と厳しく批判した。
終盤には冒頭の謝罪を取り上げ「総裁の言葉はまるで響かない」と詰め寄る議員もいたが、首相は国際関係を停滞することなく進めるという発言に終始したという。会終了後、報道陣の取材に応じ「(続投方針に)変わりはございません。果たすべき責任を果たしたい」と語った。
森山幹事長は総裁選の開催など重要事項が決定できる両院議員総会について「29日の役員会に諮り開催する方向で協議したい」と明言した。また、参院選の総括後に「進退を含め責任を明らかにしたい」と自身の辞任の可能性も示唆した。
まさにフルボッコ状態だったようだ。党内の首相の退陣を求める勢力を中心に、より重要性が高い両院議員「総会」の開催を求める声が強まっていて、29日の役員会で、近く両院議員総会を開くことを決めたという。
石破首相は総会で丁寧に説明し続投に理解を求めるようだが、党内では退陣要求派を中心に総会を通じ、総裁選の前倒しなど、首相退陣につなげようという動きがあるという。総会でも同じ流れになるのではないだろうか。
石破首相を支える森山幹事長が辞任を示唆したという報道もあり、石破首相を支え続けた森山幹事長がもし辞任するとなれば、石破首相も持たないだろうと言われていて、森山幹事長の動向がカギと言われている。
石破首相がここまで反発されるのは、過去の自身の発言がブーメランになっているからだろう。過去に後ろから見方を撃ってきた者が、いざトップになるとこういうことになる。
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