
北海道の村がメガソーラーから地域環境を守るため釧路湿原の隣接地購入へ⇒ネット「素晴らしい」「本来は国がすべき」「寄付しよう」
北海道の人口2300人程の村がメガソーラー建設から自然環境を守るために凄い決断をした。
北海道鶴居村が大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を防ぐため、釧路湿原国立公園に隣接する民有地約7・5ヘクタールを購入する方針を固めたことが11日、村への取材で分かった。この民有地では建設計画が一時浮上していた。村は国の特別天然記念物タンチョウの生息地として有名で、撮影スポットの橋からタンチョウを撮ると、この民有地が背景となる。
村によると、同国立公園周辺でメガソーラー建設を進める「日本エコロジー」(大阪市中央区)が、1月に建設計画を村に伝達。村が住民説明会の開催が必要なことなどを伝えると、同社は2月下旬に計画を見送ると連絡してきたという。同社は「行政との協議で、景観上の問題などもあり見送った」としている。
村では景観の変化で観光に悪影響が及ぶことが懸念されていた。この地区の景観を守るため、土地取得に向けて所有者と交渉を続けている。
鶴居村という村名は、タンチョウの生息地ということが由来しているという。また、鶴居村は「日本で最も美しい村」連合に加盟している。こういった事から、今の環境とタンチョウを守ることが使命と、決断したのだろう。
鶴居村は『タンチョウの聖地「音羽橋」の景観を守るために』と、寄付を受け付けている。
タンチョウの聖地「音羽橋」の景観を守るために
このたびは、タンチョウの聖地「音羽橋」の景観保全にご関心をお寄せいただき、誠 にありがとうございます。
2025 年 9 月 11 日の各報道機関による報道を受け、鶴居村には、多くの方々から「何か支援したい」「寄附をしたい」という温かいお申し出が多数寄せられました。
この皆様からの声にお応えするため、急きょ、タンチョウの保護と景観保全を目的と した寄附金の受付を開始いたしました。
厳冬期の朝、川霧が立ち込める中でタンチョウが舞う姿は、鶴居村の冬を象徴する幻想的な風景です。この景観の中心にある音羽橋は、全国の写真愛好家や観光客にとって、かけがえのない場所となっています。
この大切な景観を次世代に引き継ぐため、現在、音羽橋周辺で計画されている太陽光発電事業の予定地を、鶴居村が村の財産として取得する計画を進めています。
この取り組みには多額の費用が必要となりますが、タンチョウのねぐらを保全し、鶴居村の象徴的な景観を守ることは、村の未来にとっても極めて重要です。このかけがえのない自然と景観を未来に継承するため、皆様からの温かいご支援を賜りたく、ご寄附を募らせていただきます。
皆様からのご寄附は、音羽橋周辺の土地購入費用として大切に活用させていただきます。なお、もし土地購入費用を上回る寄附が集まった場合は、その趣旨に沿い、タンチョウの保護や村の自然環境保全のために活用させていただきます。この寄附は一般寄附して取り扱われ、返礼品はありませんのでご了承ください。また、寄附受付金額は、土地取得に向けた交渉への影響を避けるため、公表いたしません。
ネット上では鶴居村の決断を称賛するとともに、寄付やふるさと納税に関心を持った人が続々とコメントを残している。
ネットの反応
鶴居村の大石村長の決断が凄い。国に頼るよりも自分たちでやれる最大限の事をするのだと。村民の皆さんもご理解の上、後押しして下さったのだろうと。凄い村だ。
北海道・釧路湿原の隣接地購入へ メガソーラー防止で鶴居村 建設計画が一時浮上の土地 https://t.co/AKqVG2bqr5 @Sankei_newsより
— 野口健 (@kennoguchi0821) September 12, 2025
【速報】北海道の村、メガソーラー防止で土地購入へ
北海道鶴居村が大規模太陽光発電所の建設を防ぐため、釧路湿原国立公園に隣接する民有地約7.5ヘクタールを購入する方針を固めたことが11日、村への取材で分かった。村は国の特別天然記念物タンチョウの生息地として有名な地域です。素晴らしい!
— フィフィ (@FIFI_Egypt) September 12, 2025
応援します。


