
小泉陣営、文春「小泉陣営が「ニコニコ動画」で“ステマ指示”」の事実関係を大筋認める⇒Xでは「総裁選辞退」がトレンド入り
文春の「小泉陣営が「ニコニコ動画」で“ステマ指示”」報道について、小泉陣営が事実関係を大筋認めたという。
自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農相の陣営が、インターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことが25日分かった。今週発売の週刊文春が報じ、小泉氏陣営の事務局幹部を務める小林史明衆院議員が国会内で記者団に事実関係をおおむね認めた。
報道によると、小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」にポジティブなコメントを書いてほしいとメールで要望。「総裁まちがいなし」や「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」などのコメント例を紹介した。
小林氏は「陣営としてルールを守ってやっていく方針を共有している」と述べた。
報道では、「ビジネスエセ保守に負けるな」という文例もあったとした。小林氏は「(総裁選候補で保守派の)高市早苗前経済安全保障担当相を批判したという意味では全くないと牧島氏も言っている」と語った。
Xでは「総裁選辞退」がトレンド入りし、そのほとんどが小泉氏の総裁選辞退を求めていた。
「ビジネスエセ保守に負けるな」という文例を入れておいて「(高市氏を)批判したという意味では全くない」は苦しすぎる。
自民党は総裁選SNS対策方針として「自民党の総裁選挙管理委員会は19日、党総裁選(22日告示―10月4日投開票)の期間中のSNS対策の方針を決めた。SNS上でなりすましたり、偽・誤情報や誹謗(ひぼう)・中傷を繰り返したりするアカウントに党本部が個人情報の開示請求を含めた法的措置をとる」と報じられていた。(参考)
今回小泉陣営が取った行動は、「偽・誤情報や誹謗・中傷」に該当すると多くの方が指摘している。そこまで行かなくとも、印象操作をしていたことは間違いない。まさか候補者の陣営が党の対策方針に反する行動を取るとは。
さて、今後の焦点となるのは、総裁選挙管理委員会の対応と、「誰が支持を出したか」だ。選管が問題視するかスルーするかでが注目される。また、小林氏が勝手に判断して牧島氏に要請したのか、もっと上からの指示があったのかにも関心が集まっているようだ。
小泉陣営の誰かが黒幕ということは間違いないだろう。国民の信頼を取り戻すために総裁を決め直すというのに、なんてことをしてくれたんだ。
ネットの反応
世論の誘導は政治家にとってあるまじき行為。


