立憲・本庄政調会長が、石破首相の８０年見解「出すべき」！石破首相は１０日に発表で調整
石破首相の戦後８０年見解の発表を巡っては、自民党内から反発が出ている一方で、立憲の辻元氏や社民の福島氏などの一部の野党議員は期待感を表明。
立憲の本庄政調会長も「出すべき」
立憲民主党の本庄知史政調会長は2日、X（旧ツイッター）で、退陣する石破茂首相が在任中に発表する方針の先の大戦を巡る戦後80年見解について、政府の公式見解として閣議決定するようエールを送った。「石破さん、頑張ってください」と投稿した。
本庄氏は「私は80年談話を出すべき、との立場だ」と明言した。一方で、「去り行く首相が閣議決定（政府の公式見解）もない『見解』を出しても、それは一政治家のコメント、自己満足に過ぎない」と指摘し、「出す以上は閣議決定を。石破さん、頑張ってください」と書き込んだ。
80年見解を巡っては、リベラル（革新）系には期待する意見が目立つ一方、保守系からは首相の「最後っ屁」だとして警戒や反発が強い。
自民の長尾敬元衆院議員は産経新聞の取材に「当然、80年見解は出すべきではない。安倍晋三元首相による70年談話ですべて完結しているものを、台無しにするのはやめてほしい。内容によっては中国、韓国が悪用する恐れがある。将来的に国益を害することになりかねない」と警鐘を鳴らした。
７０年談話で安倍元総理は「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と強調した。これについて「安倍氏は自らの代で、「戦後の十字架」ともいうべき謝罪外交に区切りをつけようとした」と報じられてた。(参考）
石破首相の８０年見解発表を待ち望んでいるのは主にリベラル系の人たち。この方々は「謝罪外交に区切りをつけようとした」のが気に入らず、日本が再び謝罪外交に突入するのを望んでいるのではないかと思えてならない。
だとしたら断固阻止だ。
報道によると、石破首相は戦後80年メッセージを１０日に発表し、記者会見を開いて説明する方向で調整しているそうで、「メッセージでは、戦前の国家体制や軍部へのシビリアン・コントロール=文民統制のあり方に言及する一方、歴史認識は過去の談話を踏襲する見通しです。また、戦争の原因について有識者や専門家による分析を呼びかけるほか、戦争を二度と起こさないために政治家が語り続けるべきだとの思いや、退任後も平和に向け取り組む意思を示す方針です」とのこと。(参考）