斉藤代表の最も品のない発言「・・・」




10月10日に行われた自公代表者会議で連立解消の決断をした斉藤鉄夫公明党代表がメディアやYoutubeで様々なメッセージを出している。その中の一つが非常に危ういものとなっています。

それは「人物本位で、政策本意で、その方が我々のことをよく理解してくださる方で誠実な方であれば我々はそれに心で答えていく応援していく。」というメッセージです。


(出典 衆議院)

これは今までは自公の政党同士で行われていた協力関係を自民党の個別の候補者と公明党の関係で支援を決めるということです。ということは、公明党の支援が欲しければ自民党の候補者であっても公明党の政策、公明党に従順な人になりなさいということです。

今までは党と党の関係で個別の候補者に強要はしてこなかったが、これからは選挙で1万票欲しければ公明党(創価学会)の言うことを聞けということになるわけで、これは非常に危ういものです。

もちろん、そこまで強権的な態度を公明党は取らないですが、選挙の弱い候補者にとっては暗黙の脅迫的メッセージとなります。しかも、最近の自民党議員は地元活動や選挙基盤の作り方をわかっていない人が大半ですから、生き残りたい一心で公明党におもねる人はそれなりの数出るでしょう。

果たして自民党議員はそれでいいのかと疑問が残ります。票をもらうから他党の政策を推進するという関係を個別議員がやり始めれば党のガバナンスは破綻するのは目に見えています。

公明党も個別に人物本位で選挙支援するなどとする品の無い発言はすべきではなかった。より一層の自民党破壊工作を疑われざるを得ません。

そもそも、創価学会の選挙支援を判断する権利は公明党にありません。創価学会中央社会協議会にあります。地方選挙であれば各都道府県の社会協議会にあります。

創価学会中央社会協議会
参考URL:https://www.sokagakkai.jp/news/2956924.html
創価学会組織体系
参考URL:https://www.sokagakkai.jp/about-us/organiztion.html

自民党衆議院議員の約3分の1が学会支援が無ければ選挙に負けると言われている中で、果たしてどれだけの議員が純粋に保守的な態度、各々の考えによって日本を第一に考える姿勢を貫けるのでしょうか?これは自民党に対する分断工作と取られても仕方のないものである。

ますます、自公関係に亀裂を生むこうした発言は品のない発言であり、厳に控えるべき発言である。斉藤代表は少々言葉が軽すぎる。




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