ローラさんの為の沖縄米軍基地[入門編]

沖縄県知事に就任した玉城デニー氏が、「民意」を盾に辺野古移設を拒否しようとしている。
その「民意」であるが、芸能人が環境を守るためと称して米国政府に働きかけるように扇動し、玉城氏は県民投票をもって、その民意を内外に示し、移設拒否を実現しようとしている。だが、辺野古の環境は守られており、沖縄の本当の民意は辺野古移設に賛成しているのだ。

●米国政府に請願する人々

タレントのローラ氏が米国政府の請願サイトで、辺野古移設反対の署名を訴えた。

ローラさんは「みんなで沖縄をまもろう! たくさんの人のサインが必要なんだ」「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう」などとしている。
引用元 産経新聞 ローラさんが辺野古移設反対 インスタで署名呼びかけ

ここで考えてみて頂きたい。この嘆願サイトはオバマ政権が掲げた「開かれた政府」の目玉政策としてホワイトハウスが開設したもので、あくまでも米政府が署名により対応できるものに限るのである。

記事には「1カ月間で10万筆が集まれば、米政府が内容を検討して何らかの返答をする仕組みになっている」とあるが、自国の問題の解決を他国の政府に働きかけることは常識的に考えられない。ローラ氏がやっていることは、あたかも日本がアメリカの属国であるかのように受け取られる。そもそも、米政府が無茶な要求をしてきた場合はどうするのか?彼らは従うのか?

安易に外国政府にすがる人たちに1つだけ覚えてほしいことがある。世界に「内政不干渉」というルールが存在することを。
そもそも、ローラ氏に便乗し、煽っている人々の口癖は、「安保法制は対米従属だ」「米軍基地はでていけ」「TPPは米国の陰謀だ!反対!」だったではないか。こういうのをダブルスタンダードという。

●那覇空港は放置して辺野古には反対?

「沖縄の海を守る」という大義名分をかざす人たちに尋ねたいことが、なぜ那覇空港の第二滑走路の埋め立てには誰も声をあげないのだろうか?こちらもサンゴ礁が広がる海を埋め立てている。そして希少種はおよそ200種にも上るという。

埋め立ての面積も辺野古とほぼ同じ160haである。

同じ沖縄の海である。

「沖縄のきれいな海を守る」と訴える人たちは、那覇空港を無視している限り、「きれいな海を守る」という大義名分は単なる建前で、他に意図があると勘ぐられても仕方がない。

そして、美しい海を守るという意味では、韓国から漂着する日本海の大量なゴミに対しても署名を募り、韓国に抗議運動するのならばその主張が本物であると認めよう。

そうでなければ、「自らの政治的主張を通すために環境問題を捏造し利用するだけの卑劣漢」と呼ばれても文句は言えないはずである。

●沖縄の民意は県民投票を拒否

県民投票を実施するには当然、自治体は予算を議会で通さなければ、県民投票にかかる事務費を支出することはできない。これは法治主義の観点から当然の帰結だ。しかし、沖縄の全自治体が県民投票に参加するか雲行きが怪しくなってきた。
いくつかの自治体では、首長の意向や議会で予算案が否決されたことから、県民投票に参加しないという民意が明らかになった。

現状を解りやすく図にあらわしてみた。


参考記事及びSNSの投稿

米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、県は19日、県民投票を実施しない意向を市長が表明した宮古島市や、県民投票を実施するための予算案が可決されていない計21市町村に対し「技術的助言」をした。

県が技術的助言をしたのは、那覇市、宜野湾市、石垣市、浦添市、名護市、糸満市、沖縄市、うるま市、宮古島市、南城市、東村、今帰仁村、本部町、金武町、伊江村、読谷村、北谷町、南風原町、粟国村、伊是名村、与那国町の計21市町村(県の発表順)。

引用元 沖縄県が県民投票で「助言」 予算未可決の21市町村へ

上記の記事と投稿を基に図解してみたが、現段階では県民投票を否決もしくは態度を明確にしていない地域が多数みられる。

むしろ可決した地区の方がわずかである。

このような状況で可決した地区だけで県民投票を行っても民意とは到底言えない。なにより当該地区の名護市が未定で辺野古行政区が否決となっていて、普天間のある宜野湾市も否決となっている。明らかに玉城県知事と沖縄県庁の先走りであることがわかる。玉城知事の支持者たちは言う。「安倍政権は地方の意志を無視する、独裁者だ」と。だが、どちらが地方の意志を無視する独裁者かは明らかだ。玉城知事と県庁こそが、基礎自治体の意志を無視して暴走しているのである。

ローラ氏も玉城知事も沖縄の民意を無視しているのである。

●サンゴ礁をめぐる論争

辺野古の埋め立て地域に土砂が投入された。反対派はサンゴがある場所への土砂の投入について、批判の声を上げた。
しかしその場ではサンゴの移植が行われており、サンゴの被害はない。サンゴの移植については安倍総理も認めている。自然環境に配慮して建設を進める表れだ。

名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局は6日、県が先月、特別採捕を許可した辺野古側の埋め立て海域で見つかった「オキナワハマサンゴ」9群体を採捕し、埋め立て区域外に移植したと発表した。護岸で囲われた埋め立て区域のサンゴの移植は全て完了
引用元 国、サンゴ移植完了/辺野古埋め立て加速

安倍総理も2019年1月6日放送の日曜討論で「土砂を投入していくに当たってですね、あそこのサンゴについては、移しておりますまた、絶滅危惧種が砂浜に存在していたんですが、これは砂をさらってですね、これもしっかりと別の浜に移していくという、環境への負担をなるべく抑える努力もしながら行っているということであります」と発言していて、これについて沖縄県の水産課は1月7日、J-CASTニュースの取材に対し、「絶滅危惧種になっているオキナワハマサンゴについては移植の事実はある」と移植の事実を公表した。当の沖縄県が辺野古のサンゴは移植されたと認めているのである。

沖縄に米軍基地が必要なことは、中国の海洋進出による緊張を考えれば当然である。沖縄からは台湾・尖閣諸島・南シナ海のいずれもすぐに展開できる。まさに、沖縄は日米、そして中国の強硬な領海拡大構想を阻止したい東南アジア諸国にとって、安全保障上も軍事上も重要な地域であり、そこを展開拠点として、中国の進出を抑止し、対処するのは必然である。

もし米軍基地そのものをなくしてしまえば中国の脅威に真先に晒されるのは間違いなく沖縄であろう。そうなれば残りの美しい海もどうなるかは簡単に想像がつくと思われる。南シナ海の無茶苦茶な埋め立てを思い起こせばわかる。

「南シナ海 埋め立て」の画像検索結果

美しいサンゴ礁を踏みつけるかのように、中国による傍若無人な埋め立て工事が進む南シナ海。ローラ氏は、このことをどう考えているのだろうか。

一方、日本政府は環境においてもできうる限りの保護を実行しつつ、きわめて慎重な地元への配慮を行った上で工事を行っている。でなければ安倍政権が成立して、約7年もかかるはずがない。南シナ海を無理やり、短期間で埋め立ててしまった中国とは大違いだ。

ローラ氏は「みんなで沖縄をまもろう! たくさんの人のサインが必要なんだ」というが、まずは沖縄米軍基地の辺野古移設の経緯、そして環境保護も含めた現状を最低限の知識として持つべき。

もし、すでに最低限の知識をお持ちなら、沖縄県庁が望んだ那覇空港第二滑走路のための埋め立てに反対し、沖縄全体の環境保護に努めてみてはいかがであろうか。そして、ローラ氏は、沖縄県の本当の民意がどこにあるのかを、本紙を読んで学んでほしい。

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!

関連記事一覧