枝野氏にとってレーダー照射問題より大事なもの:年末ジャンボ宝くじと乃木坂46

レーダー照射問題からおよそ一カ月、沈黙を貫いてきた枝野幸男代表。ここにきて、ようやく、枝野代表が重い口を開いた。しかし彼の発した言葉は呆れたものでしかなかった。

・枝野代表の呆れたコメント

枝野氏は今春の統一地方選に向け、同党候補者を応援するため、19日、鹿児島市に入った。朝日新聞が同日夜、ネットで配信した記事によると、記者団からレーダー照射問題への見解を問われ、次のように語った。

これは政治問題化をせず、実務的に粛々と事実関係を明らかにしていけば、いま、われわれが承知している範囲では、明らかにわが方に理があると思っている。できるだけ粛々とやっていく方が、国際社会の理解も得ながら、あるべき結論に近づいていくのではないか
(夕刊フジ 立民・枝野氏、レーダー問題でやっと発言

今年1月19日、枝野氏は上記のように語った。朝日新聞が報じた、というのが泣かせる話だ。あの朝日新聞ですら、枝野代表のダンマリが立憲民主党の支持率低下につながりかねないと思ったのだ。事実、時事通信の報道によれば、立憲民主党の最新の支持率は0.4ポイント減の4.2%となってしまった。一方、自民党の支持率は、前月比5.4ポイント増の26.7%と順調な伸びを示しており、国民がレーダー照射問題で立憲民主党の態度に憤り、安倍総理と自民党のリーダーシップを頼もしく感じていたことがわかる。

さて、朝日新聞の助け舟で発言した枝野代表だったが、基本的な事実関係すら理解しておらず、これでは来月の世論調査でも立憲民主党の支持率の一層の低下は免れない見込みだ。

正確な事実関係を枝野代表の為に解説しよう。

レーダー照射問題における安倍政権の姿勢は、政治問題化を望まず、実務的に穏便に済まそうとした。韓国側が謝罪し、再発防止策を講じれば手打ちにしようとした。朝鮮半島情勢が未だ予断を許さない中、日米韓連携を崩すのは、中国や北朝鮮の思うつぼだからだ。だが、韓国側がそれを拒否し、まともな協議にも応じない。事実関係すら認めない。しかも、卑怯にもマスメディアを通じて、様々な捏造情報を政府・軍関係者が流し、日本国内への揺さぶりまでしかけてきている。

だからこそ、安倍政権は、正確な事実関係を関係各国に示すべく、機密保持ギリギリの動画を公開し、またレーダー照射のデータを米側とも共有したのである。

これは、日韓問題ではない。韓国政府の問題である。全て韓国政府の責任であり、彼らが勝手に政治問題化したのだ。「わが方」は、それに粛々と対応しただけに過ぎない。

・枝野代表の呆れた発言の背景には、民主党時代の「隠蔽」があった

しかも、今まで、ダンマリしていた枝野代表は、何をいまさら頓珍漢な発言しているのか、理解に苦しむ。なぜ枝野代表がこのような発言をしているのかを理解するためには、民主党政権時の出来事を見れば理解できる。

青山繁晴氏の取材レーダー照射問題については民主党政権時にも発生していたことが明らかになっている。


中国海軍が海上自衛隊の護衛艦にレーダー照射を行っていたのである。これは野田政権のときだが、当時、国民や国際社会には一切知らされなかった。なぜなら政治判断で公表しなかったからだ。まさに「隠蔽」。単なる疑惑だけで1年以上も大騒ぎした「モリカケ」と違い、はるかに悪質で、明白な隠ぺい工作で、首相の直接の関与も確実だ。何故、野党は、まずこの問題を追及しないのか謎。

野田政権が何もせず、見なかったことにした代償は大きいものとなった。中国の公船や漁船が尖閣諸島や小笠原諸島へ我が物顔で侵入を図るようになったのだ。安倍政権が、海保と自衛隊の強化と法制度の抜本的な改善、そして対中包囲網の構築に着手したのも、この為である。結局、これら対中カードを全て配置した上での安倍総理の訪中によって、日中関係はやや落ち着いたが、野田政権の「隠蔽」は、これほどの被害を生み出したのである。

枝野代表の呆れた発言は、このことに触れられたくないからだ。

また、韓国への忖度もあったと推測できる。今回の韓国船の問題では小野寺前防衛相が「北の船からの救難信号などは一切なかった。なぜ日本のEEZ内に北朝鮮船と韓国船がいたのか?」と問題提起した。海自関係者も「北朝鮮船のSOSは、日本はキャッチできなかったのに韓国はなぜ知ることが出来たのか」という疑問を指摘している。北朝鮮の工作員の手助けや瀬取り問題の疑惑も出ている。

にもかかわらず、枝野氏の発言は、他人事のような内容に終始しており、あまりにも政治家として無責任の極み。韓国や北朝鮮に配慮して事態の鎮静化を図ろうという意図があるとしか思えない。まさに隣国への「忖度」である。

「レーダー照射」の画像検索結果

・枝野代表はレーダー照射問題よりも年末ジャンボ宝くじと乃木坂46が大事

枝野代表の罪深さは、コメントだけではない。ダンマリしていた間の行動だ。12月20日に韓国艦艇によるレーダー照射事件が発生したその日、枝野代表は年越しの準備、「年末ジャンボ宝くじ」の購入に追われていた。

レーダー照射から10日が経過した12月30日には、韓国に向けてではなく、乃木坂46に向けてコメントをしていた。50過ぎの中年男性が、やるべき仕事をやらず、10代のアイドルに夢中になっている姿は醜悪そのものだ。枝野代表にとっては、こちらの方が重要だったと思われる。

そして1月12日には上記の乃木坂46に触発されたのか、生バンドを率いて歌を披露していた。日韓関係が最悪の方向へと向かう中、自分のジャイアンリサイタルの方が大事だというのだ。失笑でしかない。

以上が、枝野代表の優雅な日々である。長い長い正月休みを満喫されていたようだ。レーダー照射問題で日本中が憤っている中、枝野氏は明らかに現実逃避していた。今回の問題は、明らかに韓国側に責任がある。だが、仮に韓国を批判すれば、立憲民主党の支持者は「アベ政治を許さない」「韓国は日本よりも常に道義的に正しい」と思い込んでいるので、支持者からの激しい批判にあう。また、辻元氏等の「親韓派の生コン関係者」も枝野氏を厳しく突き上げることは間違いない。

だからといって、韓国側に立って安倍政権や自衛隊を批判すれば、無党派層からの批判は間違いない。普通の一般市民からすれば、韓国の肩を持つ立憲民主党のコア支持層の考えは狂気の極みであり、今回の韓国の言動は度し難いものだからだ。これでは春の統一地方選や夏の参院選に悪影響を与えかねない。そうなれば、枝野氏は、やはり敗北の責任を党内で詰められ、代表から降ろされるかもしれない。

要するに、全ては保身なのだ。

支持者からも無党派層からも怒られたくなく、現実逃避していた。だが、日韓関係が、韓国軍によるレーダー照射問題によって悪化している中、遊んでいる様子を投稿している愚の骨頂、政治家失格である。

・小林よしのりや玉木代表に責められてからの、この呆れた発言では、立憲民主党が政権与党になる資格はない

この間、支持率1%前後の国民民主党代表の玉木雄一郎氏、立憲民主党の強力な支持者である漫画家の小林よしのり氏に批判されていた。まったく野党第一党なのに情けない限りである。

玉木代表からは「日本の政治家なら(与野党関係なく)当然、韓国政府に強く抗議すべきことだ。黙っているなんて、絶対に許されない」と批判され、小林よしのり氏からは「立憲民主党が韓国軍のレーダー照射問題について、何かコメントを出したか?政権交代を本気で考えているなら、韓国の徴用工問題や、慰安婦問題についても、「我が党はこう考えている。」「我が党なら、こう対応する。」と言っておかねばならない。」と詰め寄られた。

「枝野 よしりん」の画像検索結果

立憲民主党の応援演説までしていた小林よしのり氏も呆れた今回の問題

両者にしては至極まっとうな意見だ。というより、この程度のことは常識の範囲内でしかない。日本の政治家ならば国益を優先すべきであり、そのために党の意見を発言するべきなのは言うまでもない。野党ならば、与党には出来ない日本の為の行動や、立憲民主党にしかないパイプも使えるだろうに、何もしなかった。

それもしないで高みの見物を気どり、国会議員の責務を果たさないのであれば二度と「政権をとる」などと発言しないでもらいたい。もし、枝野政権が誕生し、同様の事態が起きれば、同じように対応することは想像に難くない。そんな政権は、日本の国益や日本国民の安全を考えれば、あり得ない。今すぐ、政治家を辞職し、党を解散すべき時期に来ている。

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