
イタリアに学ぶ議員定数削減
高市総理はフランスで開かれるG7サミットにあわせて就任後初めてとなるヨーロッパ訪問を行い、G7前にイギリスでスターマー首相、イタリアでメローニ首相と会談する予定です。次期戦闘機の共同開発先であるイギリスとイタリア。二か国とは強い友好関係があります。両国ともに高市総理就任後に日本に訪問されています。メローニ首相との2ショットは特にSNSで両国共に話題となりました。
そのイタリアですが、日本に先立って議員定数削減に成功した国でもあります。イタリアの2020年議員定数削減は非常に劇的な内容で、当時の下院(日本の衆議院)の定数を630から400に、上院(日本の参議院)の選挙選出議員を315から200に削減。全体では総議席945議席から600議席と3割超の大幅削減でした。
イタリアはこの議員定数削減で年間約8000万〜1億ユーロ(約100〜180億円)の節約見込みとなり、これまで勢力が割れていて混沌としていた議会でまとまりを取り戻しました。もちろん、議員が減ることによって少数意見の反映が難しいなどの声はありますが、少数意見まで細かく聞き過ぎたことが議会を効率的に運用できない要因でもありましたから、むしろ細かい問題は民間で解決を目指すべきというわかりやすい方針が国民につたわることとなったのではないでしょうか。議員数が減ったことで役所の負担も大きく減ったことでしょう。
現在の日本で議論されている議員定数削減は衆議院議員465議席から45議席削減する内容となっています。この45議席の内訳は全て比例代表選出議員となっており、176名から45名を減らし131名にするというやり方となっています。
近年の欧米先進国は形は違えど高福祉国家を目指していました。そのため、きめ細かい制度政策、弱い人をこぼさないなどと、国で訴えるようになりました。しかしその結果はどうなったでしょうか?日本で感じる問題も、高福祉国家を目指し過ぎたことが問題となっていることが多く感じられないでしょうか?
自助自立を基本とし、国民が国を頼り過ぎない文化を議員定数削減を達成させて作っていかなければなりません。このままでは福祉に国が食いつぶされてしまいます。もちろん、必要な福祉はあるべきです。しかし、近年はきめ細かくやりすぎました。
是非、今回のイタリア訪問で高市総理とメローニ首相で議員定数削減の意見交換を行い、議員定数削減の弾みとしてほしいと思います。
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