
【野党再編】「身勝手」すぎる階幹事長の離党批判…立憲との合流をぶち壊しかねない軽率すぎる大失言
中道改革連合の階猛幹事長が16日、2月の衆院選で落選した吉田晴美前議員の離党表明に対し、「非常に遺憾」「簡単に風に吹き飛ばされる政治家」と痛烈な批判を浴びせた。
かつて民主党政権失脚期に使われた「疾風に勁草(けいそう)を知る(逆境でこそ真の強者がわかる)」という言葉を引き合いに出した形だが、ネット上では「去る者を叩く前に、自分たちの責任はどうなのか」と批判が殺到している。
なぜこれほどまでに仲間が離れていくのか。そこには執行部自身の「当事者意識」の欠落が透けて見える。
組織の瓦解を「個人の資質」にすり替える責任転嫁
階氏は吉田氏が旧立憲民主党の代表代行だった責任を重く見て発言したのだろう。しかし、離党者は吉田氏に留まらない。結党以来、阿部知子氏や平岡秀夫氏といった党の屋台骨を支えるべき実力派が相次いで袂を分かっている。
これほど「離党ドミノ」が続くのは、個人のこらえ性の問題ではなく、小川淳也代表や階氏ら執行部に対する「不信任」の表れと見るのが自然だ。それを「弱い草」と他者の資質にすり替える態度は、無責任との誹りを免れない。
「立憲×公明」の野合?曖昧な理念が生んだ限界
離党を誘発した背景には、立憲民主党と公明党の合流という、大義なき野合とも映る急進的な路線展開がある。国家像のすり合わせが不十分なまま選挙互助会的に作られた「中道改革連合」の方針は、有権者にも所属議員にも曖昧極まりないものであった。
選挙で惨敗し、具体的なビジョンも提示できないリーダーの下を去るのは、政治家として現実的な判断だ。引き止められなかった求心力のなさこそが本質である。
「3党合流」の扉を自ら閉ざす、戦略なき感情論
現在、局面打開のウルトラCとして「3党合流(新党結成)」の動きも囁かれる。しかし、この階氏の発言は、今後の合流戦略を根底から破壊する致命的なオウンゴールと言わざるを得ない。
吉田氏は旧立憲の「顔」であった人物だ。彼女を公然と罵倒することは、交渉相手である立憲側の感情を逆撫でし、アレルギーを強めるだけに終わる。これほどガタガタな組織に対し、立憲が素直に合流に応じるメリットなど皆無だ。
>トップに求められるのは、身勝手な精神論で去る者を叩くことではなく、「なぜ魅力のない党になってしまったのか」を真摯に反省する潔さだ。
内省も大局観もないまま、目先の焦燥感から放たれた言葉は、自党の価値をさらに暴落させている。執行部がこのまま危機感を欠いた態度を続けるならば、合流構想の頓挫と「離党ドミノ」の連鎖は止まらないだろう。
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