
共産党「しばき隊」的活動と絶縁?「暴力連想、許容できぬ」⇒辺野古での危険な抗議活動や職員らへの暴行は?
日本共産党は7月2日、機関紙「しんぶん赤旗」で、国内外の指導者の似顔絵を標的にした「射的」パフォーマンスを「暴力行為を連想させる」として明確に否定した。党綱領に反する行為として党員の参加を禁じる方針だが、この「非暴力路線」の徹底には大きな疑問符が付く。同時期に深刻な人命被害を出している辺野古移設反対運動への対応と、あまりにも落差が大きいためだ。
繰り返される辺野古での過激な暴行と人命喪失
辺野古の抗議活動を巡っては、2024年6月に土砂搬入ダンプの前に飛び出した活動家を制止しようとした警備員が死亡する事故が発生。活動家の女は重過失致死容疑で書類送検された。さらに2026年3月には、共産党の地方組織が構成団体となっている協議会が、修学旅行中の高校生らを「抗議船」に乗せて運航し船が転覆、女子高校生ら2人が死亡する悲劇が起きた。これらは「牛歩戦術」や危険な海上妨害に加え、現場で防衛局職員や工事関係者に取り囲んで暴行を加え、逮捕者や有罪判決を出すといった実力行使の過激化がもたらした実害である。
身内に甘いダブルスタンダードの構造
しかし党は、現場で職員への小競り合いや負傷、逮捕者が相次ぎ、重大な死亡事故に発展しても、運動全体の暴力的な戦術に対する明確な禁止や自制要請を出していない。ここにあるのは、明白な「ダブルスタンダード(二重基準)」だ。党の対応から透けて見えるのは、以下の優先順位である。
一、反権力闘争(イデオロギー)の維持
二、党のイメージを守るための「損切り」
三、人命尊重や論理的一貫性
要人の射的は、テロを連想させ党のブランドを直接傷つけるから即座に「許容できない」と切り捨てる。一方で、辺野古の危険な抗議や職員への直接的な暴行は「正義の運動」として擁護し、実害が出ても外部要因に責任を帰結させる。この選択的な非暴力は、「人命最優先」という基本原則に完全に反している。
問われる「平和と人命尊重」の真価
本気で暴力を否定するならば、自陣営の危険行為や職員への暴行といった一線を越えた暴力性にも厳しく「ノー」を突きつけるべきだ。身内の暴走に目を瞑り、都合の良い時だけ非暴力を振りかざす姿勢は世論の信頼を失う。人命を犠牲にする現実を直視し、危険行為への明確な線引きを行えるかどうかに、党の真価が問われている。
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