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再選した豪モリソン首相、「私の外交アドバイザーは安倍総理。頼りにしている」「世界中の指導者で、安倍総理の話がもっとも卓見だった」と大絶賛

5月18日、オーストラリアで下院総選挙が実施され、与党の保守連合が勝利。これにより、モリソン首相が再任された。

事前の予想を覆す、大勝利を得たモリソン首相には、安倍総理と同様、長期政権の道が待っているが、そのモリソン首相は先日のインタビューで安倍総理を絶賛していた。

■モリソン首相、「安倍総理は、自分の外交政策の模範的人物」

オーストラリアの総選挙が間近に迫っていた5月3日、モリソン首相は「The Sydney Morning Herald」「The Age」の独占取材を受け、安倍総理について以下のように語った。

スコット・モリソン首相は、5月18日以降も政権にとどまっていた場合、外交政策の助言を引き続き求める模範的人物として、日本のリーダー安倍晋三を名指しした。

引用元 https://www.smh.com.au/federal-election-2019/the-most-insightful-discussions-i-ve-had-the-world-leader-scott-morrison-admires-most-20190503-p51jpi.html

モリソン首相のこの発言は、昨年11月16日の首脳会談後、ノーザンテリトリーに滞在した安倍総理夫妻との夕食の席での会話を回顧しての発言であった。

さらに、モリソン首相は取材中、この夕食の席での会話を以下のように振り返っている。

首相になってすぐサミットの時期になったので、多くのリーダーたちとたくさんの会議をしたが、安倍総理との議論は、おそらく私にとって、これまで一番興味深く、洞察に満ちた会話だった。

安倍総理はアジア太平洋地域に長らく存在し、今や大先輩となっている。彼は経験から得た深い知恵をもっている。それは本当に役立ってきたし、私は頼りにしてきた。

引用元 https://www.smh.com.au/federal-election-2019/the-most-insightful-discussions-i-ve-had-the-world-leader-scott-morrison-admires-most-20190503-p51jpi.html

実は、モリソン首相は国際問題について多くを語らないことで知られている。ある豪州人も政治知新にそのように語っていた。それ故、外交について多くを語らないモリソン首相が、安倍総理を『外交政策に関する助言を求めたい模範的人物』とまで絶賛したことは特筆すべきことだ。日本外交史でも前代未聞の出来事である。

■政府と国民、大きく乖離する中国に対する印象

2018年、オーストラリアのシンクタンク「ローウィー研究所(Lowy Institute)」は、興味深い調査結果を発表する。オーストラリアの52%が中国を信頼していていたという、日本国民にとっては衝撃的な結果であった。

豪政府の中国に対する警戒心と不信感、中国の脅威を知らない国民の中国人に対する高い好感度。その乖離はあまりにも大きく、オーストラリアの首脳陣が頭を悩ませていたことは容易に想像できる。

■『彼はこの問題への対処で私たちをよく助けてくれます』

にもかかわらず、モリソン首相は以下のような発言をした。読み解くと、衝撃的な内容である。

「米国との重要な関係がありながら、中国のすぐ近くで北アジアに存在している、という点で日本のリーダーは私たちと似ている。彼はこの問題への対処(manage)で私たちをよく助けてくれます」

国民の52%が中国を信頼しているという国の総選挙で、その中国を「対処(manage)」すると表現することは、票を失いかねない。だが、モリソン首相は敢えて使った。

そして注目すべきことは、「manage」しなければならない中国への「manage」について、安倍総理がモリソン首相にアドバイスし、そしてモリソン首相が安倍総理の助言を聞き入れているということだ。

■もう一つのキーワード「インド太平洋」

また、モリソン首相が選挙戦中に「「安定かつ繁栄したインド太平洋」の維持を支援することが最優先」と発していたことも注目すべきだ。

現政権が押し進める「自由で開かれたインド太平洋戦略」への明確な支援表明である。


対中傾斜しがちにある豪州をここまで引き寄せたことは称賛に値する。

安倍総理を師匠と仰ぎ見る、モリソン首相が確固たる政権を確立したことにより、強固な日豪関係がさらに発展していくことに大きな期待を寄せたい。

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