EPS(一株当たり利益)でみたアベノミクスの成果

投資先を選ぶ上で最も重要なのは、EPS(1株当たり利益)。これは、企業の収益力を評価する上で重要な指標の一つであり、企業の「稼ぐ力」とも言われている。

このEPSについて、悪夢の民主党政権から現在までの推移を比較したところ、驚くべきことが分かった。悪夢の民主党政権下では最低に落ち込み、安倍政権になってから急上昇しているのだ。

そして、これは安倍政権下の株価上昇が、日銀やGPIFの買い付けによる幻想ではなく、確かな経済成長に基づくものだと明確に示しているのだ。

EPSとは何か

投資先を選ぶ際、多くの投資家は、利益、売上高、営業利益率など様々な指標を参考にする。しかし、利益の大きさや利益率は、業種等によって当然異なる。

このようなケースで、異なる業種の企業間で利益を比較するために使われるのが、EPS(1株あたりの純利益)である。

起業の決算でもEPSは重要視され、EPSが予想を上回るか下回るかは株価に影響を及ぼす。
つまり、それだけ投資においてEPSは必要不可欠な指標であり、まさに企業の「稼ぐ力」を計る上で欠かせない要素だ。

別の言い方をすれば、EPSは、表面的な株価というよりも、企業の「稼ぐ力」を反映しており、その総平均は本当の意味での日本経済の「稼ぐ力」を知る格好の手掛かりというわけだ。

悪夢の民主党政権期

まずは民主党政権期のEPSを見てみよう。赤線がEPS、青線が日経平均だがあまりにも悲惨だ。

鳩山政権発足直後、EPSは下がり、2009年に入るとさらに急降下。

まさに鳩山政権によって、企業の「稼ぐ力」が一気に失われたことを示している。

実際、このEPSが最低水準に突入していた2009年9月、民主党政権のブレーンからも「鳩山不況だ」と悲鳴が上がっていた。

榊原英資・早大教授(元財務官)は9日、日本記者クラブで講演し、民主党が2009年度補正予算を原則として執行停止する方針を示していることについて、「公的需要がかなり減少し、(このままでは)何年かたつと『鳩山不況』と呼ばれる可能性がある。第2次景気対策を打つべきだ」と述べた。

榊原氏は民主党の経済分野のブレーンとして知られており、今後、新たな景気対策を求める声が広がる可能性もある。

榊原氏は「(新政権が)減額補正したら経済がむちゃくちゃになる」(略)

引用元 読売新聞:景気対策ないと「鳩山不況」も…民主ブレーン・榊原氏

榊原氏は一生懸命に鳩山政権をかばったが、結局、その後も鳩山政権は何もしないばかりか、見事に経済を悪化させる政策ばかりを採用していった。そして、EPSも含めて、あらゆる経済指標が悪化し、「鳩山不況」は現実となり、悪夢そのものとなった。

この点に関して、当時の木原みのる衆議院議員の解説が全てを物語っている。

GDPが少し上向き株価も持ち直してきましたが、これは麻生政権下での経済対策の効果が時間差で数値として表れたもの。政権交代後の100日は経済政策については無策でした。麻生政権下での補正予算の執行を停止したり、財務大臣の不用意な円高容認発言により、円高・ドル安(10年数年ぶりに1ドル84円台に突入)が進み、11月には「デフレ宣言」。

(中略)

今年も企業の景況感は良くならないでしょう。製造業における派遣労働者の禁止や最低賃金法改正(時給1,000円)などは、国内だけでなく海外からの投資を減少させています。いわゆる「日本離れ」が公然と言われはじめました。我が国の国際的な立場が著しく低下していくことが予想されます。

さらに、「温室効果ガスの90年比25%削減を国際公約」は経済の回復には障壁となり、自ら掲げたマニフェスト執行に向けた財源探しの為の公共事業の過度な削減(雇用喪失)等々・・・不安要素が相まって、我が国全体に「鳩山不況」が暗い陰を落としています

当時、週刊朝日でさえ「民主党不況」だと警鐘を鳴らした。

引用元 鳩山不況

EPSの図表を見ればわかるように、その後の菅政権・野田政権でも、麻生政権時のEPSを超えることは、ついにできなかった。そして、その菅政権の官房長官、野田政権の経産大臣という経済政策の責任者を務めたのが、枝野幸男代表であることは忘れてはならない

経済を回復させた安倍政権

そして、2012年12月26日に安倍政権が誕生。EPSの回復はすさまじいものだった。半年も経たないうちに、民主党政権が3年以上かけても超えられなかった麻生政権のEPS水準を突破。そして、EPSは現在もなお上昇傾向にあり、いまや麻生政権期の2倍以上になっている。

これこそ、安倍政権における株高が、日銀やGPIFによるものという陰謀論がいかに間違っているのか明確な証拠だ。


アベノミクスによる景気回復が本物である理由。それはEPSを見れば明らかだ。

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