茂木外務大臣は、対米交渉を成功させた実力者!米国も認めるタフネゴシエーター!

新たに発足した、第四次安倍再改造内閣。その注目閣僚の一人が、茂木敏充外務大臣だ。

茂木氏は、経済再生担当相として、米国代表のライトハイザー氏と見事に渡り合い、勝利した!!! ライトハイザー氏は、世界屈指のタフネゴシエーターとしてレーガン政権時代から活躍してきた、百戦錬磨の官僚だ。

その功績が認められての外相抜擢だが、その茂木氏の勝利の内容を見てみよう。

トランプ大統領の無茶ぶりをいなす知恵者、茂木氏

茂木氏の功績の一つは、トランプ大統領の無茶ぶりをうまくいなしたことだ。こういう政治家は、安倍総理だけではなかったのだ。

先の日米首脳会談終了後、共同発表を前にして、茂木経済再生担当大臣は、交渉相手である

通商代表部代表のライトハイザーと対外的な発表内容の摺り合わせを行っていた。

その内容は「両首脳は9月末の“合意”を目指すことで一致した」というものであったが、ここで事態が急変したという。

「トランプがもう1度、安倍と会いたいと言っている」

その場に現れたのは、トランプの娘婿で上級顧問を務めるクシュナーだった。

政府関係者は「嫌な予感がした」という。

そして行われたのが、共同発表の前の「打ち合わせ」だ。外務省が「2回目の首脳会談」と誤って発表したほど、イレギュラーなものだった。

その場でトランプは安倍に「せっかくだから俺たちでこれから発表しよう。『9月末にサイン(署名)する』と言おう」と持ちかけてきたのだ。

普通の交渉ではあり得ない申し出に、虚を突かれた安倍と茂木。2人は数秒間、目を見あわせたという。

「合意」であれば、貿易交渉の内容について、お互いの意見が一致したというだけのこと協定文書については、おいおい事務方で中身を詰め、その上で正式にサインをすればいい。

一方、いきなり「署名」となると、事情は違う。協定文書は、一文字の誤りもなく完成させなければならない。その後、国会に提出、審議されるからだ。

法技術的なチェックも必要で、こうした事務作業に少なくとも数か月はかかり、残り1か月ではとても間に合わないというのが日本側の見解だった。

だが、トランプにそんなことを言ってもしょうがない、そう考えた茂木は即座に言った。

「総理、“署名を目指す”ならいいんじゃないですか」

安倍もその線で了解した。

“合意”から“署名”へ。トランプの一言で、交渉妥結の目標が一気に前倒しされた瞬間だった。

引用元 「トウモロコシ、アベが全部買う!」の真相とは

まさにトランプ大統領の無茶ぶりを「合意」ではなく、「署名」とすることでかわすことを提案した茂木氏の機略と、それを即座に理解し、受け入れた安倍総理の柔軟性と器の大きさがよくわかるエピソードである。

日米交渉で、米国の恫喝を跳ね返した茂木氏!

また、この出来事の前に行われていた日米交渉でも、茂木氏は、交渉相手のライトハイザーからの恫喝に毅然とした態度で応じ、見事に対日恫喝を封印させた。

「とれるものはすべてとる」

超大国アメリカの伝統的な交渉方針は超強気だ。日本に対しても、それは変わらなかった。

(中略)

東京で行われた3回目の閣僚協議で、ライトハイザーは最初からけんか腰だった。

(中略)

「こんな感じだと、うちのボス(トランプ)は“232”を打つかもしれない。私は止められないかもしれない。『打たれたら大変なことになる』と日本国内で説明して、我々の要求を受け入れればいい

引用元 「トウモロコシ、アベが全部買う!」の真相とは

“232”とは、通商拡大法232条であり、これを発動すれば日本車の関税は25%となり、日本経済は大打撃を受けてしまう。

つまり、ライトハイザーは、「車への追加関税を回避したいのなら、ごちゃごちゃ言わずに要求を受け入れろ」と露骨な恫喝をしてきたのだ。

ライトハイザーは、レーガン政権でも通商代表部の次席代表を務めたガチガチの“タフ・ネゴシエーター”だ。その強硬な姿勢に泣かされた通商交渉関係者も多く、会場は緊張に包まれた。

しかし、茂木氏は沈着冷静だった。

そんなライトハイザーからの要求に、茂木は「どうぞ」と言い放った。

そして茂木は、こう言葉をつないだ。

“232”を打つなら打てばいい。その場合、日本は誠意を持って交渉してきたのに、一方的にアメリカが“232”を打ったという事実を公にする。日本国民はきっと理解してくれる。ところで、アメリカの農業者はそれで納得するのか?

農産品の市場開放には応じないことを示唆した茂木のけん制が効いたのか、ライトハイザーが、それ以上、“232”を振りかざすことはなかったという。

引用元 「トウモロコシ、アベが全部買う!」の真相とは

まさに見事な交渉力と言ってよい。

ライトハイザー、茂木氏を頼りにする

見事な交渉力を発揮した茂木氏だが、これ以降、ライトハイザーは茂木氏を頼りにするようになったという。

政府関係者によると、トランプは、本格的な交渉が始まった4月中旬の時点で、その月の下旬には何らかの成果を示すようライトハイザーに指示していた。

ライトハイザーは「それは無理な話だ」ということを大統領にどう納得してもらうか、説明ぶりを茂木に相談することもあったという。

(中略)

「日本が一方的に譲る内容とはならず、国会審議に窮することはない」

めったに楽観論を話さない日本側の交渉関係者がこうつぶやき、自信をのぞかせた。

(中略)

茂木は内閣改造で外務大臣に起用され、今回発揮した交渉手腕が評価された形だ。

引用元 「トウモロコシ、アベが全部買う!」の真相とは

茂木氏がタフネゴシエーターぶりを発揮したからこそ、ライトハイザーもまた茂木氏を信頼し、そして、日本が日米交渉で善戦したと言えよう。

茂木氏は米ハーバード大学大学院の卒業生で、英語力やディベート力が高く、国際感覚も豊かだ。良い意味で『実務面で“けんか”ができる人材』だということだ。

今後、茂木氏は外務大臣としての活躍が期待されるところだ。

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