学問の場がまるで戦場に 香港民主派デモ、主要大学キャンパスでも本格的な衝突 当局、学生ら287人を逮捕

【AFP=時事】香港の民主派は12日、大学構内で機動隊と激しい衝突を繰り広げ、オフィス街はまひ状態となった。香港では5か月以上にわたって混乱が続いているが、その中でも最大規模となっているこのところの暴力的事態はこの日も続いた。

前日の11日には、デモ参加者が警察に撃たれ、また男性に火が放たれるなど衝突が激化していた。この事態を受け、西側諸国からは中国に譲歩を求める声が上がったものの、中国国内では自国の統治に対するあらゆる異議申し立てに反発する怒りが拡大した。

12日には市内の各大学が新たな衝突の舞台となり、一連の混乱の中で初めて主要大学のキャンパスで本格的な衝突が発生した。

今回衝突の中心となったのは香港中文大学(Chinese University of Hong Kong)。丘の斜面にあり普段は静かな同大学キャンパスは数時間にわたって戦場と化した。

警察隊は催涙弾やゴム弾の発射を繰り返し、大勢のデモ参加者はれんがや火炎瓶で応じた。

大学教員や職員がとりなそうとしたが衝突は夜遅くまで収まらず、強い刺激臭を伴った濃い煙が充満する中、夜空が火炎で照らされた。

警察は最終的に放水車を使用したが、時折催涙弾を発射しながら撤収を始めた。真夜中が近づく中、キャンパスは引き続き仮設の防護壁の後ろに陣取ったデモ参加者らの手中に置かれた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000005-jij_afp-int

当局、学生ら287人を逮捕

【香港時事】反政府抗議活動が続く香港で、政府や警察当局によるデモ隊への強硬姿勢が鮮明になっている。

【写真】香港でデモ隊の1人に向かって発砲しようとする警官

香港警察は12日、前日の抗議活動に関連して287人を逮捕したと発表。6割超が学生とされ、デモが本格化した6月以降、1日当たりの逮捕者数としては最大規模となった。

香港情勢をめぐっては中国の習近平国家主席と韓正副首相が先週、香港の林鄭月娥行政長官と相次いで会談。デモの早期収拾を林鄭長官に指示した経緯がある。

香港当局はその後、民主派の立法会(議会)議員を一斉に逮捕した。デモ隊の一部が暴徒化する一方で、11日には警官が丸腰のデモ参加者に発砲したほか、大学構内にまで踏み込んだりと、治安当局が実力行使に乗り出す基準は目に見えて下がっている。

ネットの反応

・学問の場である大学が、一夜にしてまるで戦場のような状態になるとは、信じられない事態です。今週、香港の大学はどこも休講が続いており、非常事態です。香港の中心部にも別の大学がありますが、この名門・香港中文大学は郊外にあり、ふだんはのどこかなところ、ビジネス街からはかなり遠いところに位置しています。教職員や学生のほとんども、キャンパス内に住んで、ここが生活の拠点なのです。このような非常事態をどうすることもできないことに、やりきれなさと深い悲しみを覚えます。

・香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は11月4日、上海で中国の習近平国家主席に会いました。この場で、習近平氏は林鄭長官に対し、香港デモを早期鎮静化するよう、かなりネジを巻いたとみられます。これ以降、香港警察は学生への発砲を含め、デモ隊への取り締まりを強化し、結果として事態を悪化させています。

香港の大学は1989年6月4日の天安門事件後、中国の学生民主化リーダーを支援する拠点になりました。その自由民主の拠点に香港警察が踏み入って、学生と衝突すると、天安門事件の再来を想起させ、取締当局に対する香港の市民感情が悪化すると思われます。事態をさらにエスカレートさせます。

私は中国でいういわゆる89世代。天安門事件が起きた時は大学2年生でした。天安門事件直後に香港の大学に行ったのですが、その時に「自由民主 建中華」と書かれたTシャツをもらいました。そこはまさに自由民主の拠点でした。

・大事なことが抜けてる。
「警察と大学生が対峙して、協議の結果双方退くことで合意したのに、大学生が退いたら警察が攻め込んできた」から、こういうことになってる、という、現地からのTwitterの書き込みがあったよ。
ホントなら、もはや警察側の方が暴動を起こしている状態なのでは。

・国を捨てるか 死して名を残すか いずれにしても 共産党が相手では 良い事が 起こる訳では無い。

・>中国国内では自国の統治への挑戦に対する怒りの声が拡大した
時事通信はこういう風に書いたのは 中国国内の事情をあまり知らないか知っているもののわざわざ知らないふりをしたと疑われる。ということは、中国国内にまず香港に関する報道はすべて共産党有利に統制されており、もしそれらの報道に疑問の声を上げたらすぐ拘束されたりとの状況です。そういう報道に影響されて香港の実情を知らない普通の人々は果たして正しい判断ができるでしょうか。

・もう内戦状態ですね。
先日香港の取引先と商談した際、現地に関する報道はどこも歪曲されていて事実を伝えておらず、共産党を強権的一辺倒で伝えられているのも全てが事実ではないと言ってました。
その方は香港在住の欧米人なので割と中立的な視点で語ってると思うんですが、日本に届く報道もどこまでが事実なのか知る術もないですね。

・自由を当たり前にしている日本人には理解しがたいですが、真の自由化を手に入れる行動に完全に若者たちは火がついているように思います。日系の会社の香港拠点にも影響が出ていると思いますが、くれぐれも非難をしてほしいと思います。天安門、光州事件など、アジアの歴史を見てきたのですが、今回も武力衝突が起こらなければと思います。中国本土に飛び火して、また、台湾への影響も出てくる今回のデモの結末は、やはり米国に頼るしかないのでしょうか。安倍政権にできるのは、菅官房長官の定例の会見のメッセージのみであるならば、限りなく中国と周辺諸国への今回のような衝突での力は無力なのでしょうね。日本は、香港市民に何もできない無力にならないよう国にお願いしたいと思います。自由を力で奪おうとする中国政府に無力であっては絶対にならないよう安倍首相にお願いしたい。

・確かにデモではなく暴動なのは法治国家であれば由々しき問題であるでしょうが、中国国内で変化を期待してお行儀良くデモをしたところで一人ずつ何らかの理由を付けてしょっぴいて思想を転ばせたり転ばなければ閉じ込めたりするだけなんでしょう。
良くない手段でも派手にアピールし国外の注目を集め中国本国の武力介入を牽制し続けなければ一気に押し潰されるのではなかろうか?

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