山下達郎氏「今、一番必要なのは政治的なものを乗り越えて、団結ではないかと思います。」「何でも反対、何でも批判のプロパガンダはお休みにしませんか。」
シンガー・ソングライターの山下達郎(67)が12日、TOKYO FM「山下達郎のサンデー・ソングブック」(日曜後2・00)に出演、番組冒頭で新型コロナウイルスで非常事態宣言が出される中、団結を訴えた。
番組冒頭では山下は「非常事態宣言が出されました。それに対していろいろな声があります。普通に社会生活を送っている人にとって家にこもって外に出るなという、また中小の経営者にとって店舗の営業を自粛せよという、今の状況に対して不安のない方など一人もおりません。怒りのない方だって一人もおられないと思います。皆、じりじりした気持ちです。それを口にしたい衝動を皆、抱えています」と話し始め「こういう現状の中で生まれる数々の不条理へのとまどいとか、うっぷん、いらだちを抑えきれずに、ある人はそれをネットに噴出させ、ある人はメデイアを使ってぶちまけています。そうしたい気持ちは痛いほどわかります。私だって、思い切りどなりまくりたい衝動もあります。でも、そんなことしてもウイルスがなくなるわけではありません」と続けた。
さらに「今、一番必要なのは政治的なものを乗り越えて、団結ではないかと思います。政治的対立を一時休戦して、いかにこのウイルスと闘うかをこの国の皆で、また世界中の皆で助け合って考えなければならない時です。何でも反対、何でも批判のプロパガンダはお休みにしませんか。責任の追及とか糾弾は、このウイルスが終息してからでも、いくらでもすればいいと思います。再三再四申し上げているように、こういうときは冷静さと寛容さが何よりも大事です。静かに落ち着いて物事を語りましょう。正確な判断は冷静さからしか生まれません。我々は我々ができることをいたしましょう。今はできるだけ他者との接触をさけ、感染の広がりを防ぐ努力をいたしましょう」と呼びかけた。
以下略
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200412-00000190-spnannex-ent
ネットの反応
・達郎さんの話に同意出来ます。自分の中で不安と葛藤しながらで、全てきれい事でなかなか治められませんが。
甚大な自然災害を経験した時、日本人の冷静さと秩序で皆が協力し、乗り越えてきました。
それが日本人の良さと自国他国ともに自覚していると思います。
だけど、今回のコロナの件は皆バラバラです。頑張っている人やコロナを他人事のような行動や矛盾な発言や行動を、政府も然りですが国民の中にも今回は多いような気がしてます。
・タレントや映画監督など、いわゆる著名人までもがいとも簡単に誰かを批判するコメントをする様になった中、達郎さんの言葉が身に染みます。そうは言ってもついポロっとSNSに書き込んでしまう事もありますが、それでもなるべく建設的で前向きな言葉を添えてみようと思いました。
世間に対してコメントを発するのは、東日本大震災以来かな?それだけ有事という事です。
・ウィルス蔓延とか戦うとか映画の中だけでの話かと思っていたが、まさか体験するとは。映画では主人公が冷静で怯えがなく閃きもよく次々と難関をクリアーしてゆくが、我々にもその主人公のような心と生活が必要なのかもしれない。情報に右往左往するのではなく、あくまで冷静さ。
・ラジオの番組であれば、自宅にスタジオもあるし、こういう形でのテレワークもいけますね。何れにしても、必要以上の接触は避けた方が良いでしょうね。達郎さんのラジオでの発信し続けることは、楽しみにしているリスナーに対し、励みになりますね。
・今は対立じゃなく協力の言葉にかなりの共感ですね。足の引っ張りあいよりお互いに知恵を出し合う方が余程建設的ですもんね。
・情報量的にコンパクト化されたメッセージ、その真意が発信機器に触れているどんな人たちにも着実に届いてくれる。ラジオのこれぞ真髄。
一方で、発信された情報を文字起こししてみると、思った以上に無駄なセンテンスや語句を洪水的に垂れ流していた”映像メディア”の限度の越えた過剰性。
・いいこと言う。
有名人と言うだけで何の専門知識もないのに、国民の代弁者気取りで政府に物言うコメンテーターと大違い。
・だんだん貯金が減ってくると寛容でいられなくなるんだよね(涙)