新型コロナ対応の最前線が悲鳴 保健所のマンパワー不足、叱責・罵倒・誹謗中傷も
新型コロナウイルス対応で最前線に立つ全国の保健所で組織する全国保健所長会が25日、日本記者クラブを通じ、オンライン会見し、過労死ラインの月80時間を超える時間外労働、「電話がつながらない」「PCR検査が受けられない」などの不満から起こっている誹謗(ひぼう)中傷など過酷な労働状況を明かした。
保健所は電話相談、検体運搬、感染疑いのある人の経過観察、感染経路・濃厚接触者の調査などに当たるが、全国の保健所の数は行政改革で94年の847から20年には469へと半分近くまで減少。感染症を扱う保健師は人口40万人規模の東京都葛飾区で4人、大阪府枚方市で5人しかいない。「土日の半日だけ休むだけでぶっ通しで働いている」(白井千香副会長兼危機管理委員長)。マンパワーが決定的に不足している。
保健所には乳児検診、高齢者のロコモ予防などほかにもさまざまな業務があるが、ほとんどが中止、延期。PCR検査は、陽性反応者の受け皿が不十分なため、安倍首相が表明した1日2万件からほど遠い数字が続く。「市民との板挟みになっている。叱責(しっせき)罵倒などモチベーションが保ちづらい」(白井副会長)。厚労省は電話相談業務の一部を民間委託するなど業務削減に乗り出したが、頼みの綱の保健所がパンク寸前だ。【中嶋文明】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-24250553-nksports-soci
そもそもマンパワー足りてれば検査もっとするだろうし、問い合わせやら誹謗中傷やらの電話も多いのだろうし、と職員の方々については心配でした。
埼玉川口市とか職員から既に複数感染者出ている自治体もあるし。
検査、民間で出来ないのは何故?
保健所職員も犠牲者ですこのままの体制では、と思います。
「叱責、罵倒」する側も相手の顔が見えないだけに言いたい放題でクレーマーに変貌している。
OBOGをはじめ応援部隊を派遣するなり、保健所だけに依存せずに民間と共同で対応する仕組みを新たに考えるなり、現場を支援するのが厚労省だと思うが!
なぜそれなのに保健所のみで対応をし続けようとするのだろう。
もっとSOS出して良いのに。。
意思決定は保健所なのだとしても、そこに通じる事務局周りの対応はどんどん外に出すべき。
BCP方針を予め敷いていないことを憂う。
何故、保健所の業務を振り分けしないのだろう
限られた人で出来る事は、それこそ限度がある
自治体に丸投げせず
人的応援体制こそ政府が調整するべきと思う
PCRだけに端折ると、「そもそも今は、全て陽性として接しているから今更PCRとか関係ない。そもそも現時点陽性と言う事しか分からない検査だから。陽性と分かれば無症状でも受け入れなければならないし、状況も分からずデータがデータがと言わないで欲しい。」と。
確かにコロナを受け入れる地方では中心的な数少ない病院ですからそういったこともあるのでしょうが。
奇しくも神奈川県医師会の悲痛な宣言と同じ事を申しておりました。
彼たちの頑張りを見ると、自粛ぐらいで文句言ってる場合では無いと思います。
みなさまが感染されたら医療関係者同様、日本の未来に直結します。医療関係者より人数は少ないでしょうから、本当に感染なさりませぬよう。。。
忙しい中大変ですが、食事、睡眠をできるだけとっていただき、免疫力落ちないようにしていただきたいです。
本当に、必要で問合せしたい人がいて、助けたい保健所の人がいます。
「叱責、罵倒」で、個人のストレスや苛立ちを発散するのは辞めませんか。