小池都知事による「東京都のスーパー入店を名前のイニシャルで規制」という珍案!!小池さん、まじめに考えていますか??
新型コロナウイルスの感染拡大に向けて全力を尽くす政府。その政府に要らぬ横槍を入れているのが、東京都知事の小池百合子氏だ。
小池氏は「ロックダウン」「オーバーシュート」等の言葉を用い、人々に不安を煽ってきた。そんな小池氏が、次に大々的に打ち上げたものが「スーパー入店制限」だ。
しかし、その「スーパー入店制限」には、没になった珍案があった。名前のイニシャルで規制するというアホみたいな政策だ。
小池氏が発表したスーパー入店制限
小池氏が、一躍流行らせた「ロックダウン」という誤解。小池氏が大好きな「ロックダウン」を行っている諸外国の都市では、スーパー入店制限は、とっくに実施されている。
ここでも後手を踏んだ小池氏が、発表したスーパー入店制限は、なんとも中途半端なものだった。
こうした中、東京都の小池百合子知事は4月23日の会見でこの問題に触れ、しばらくの期間 スーパーなどへの来店を「3日に1回」に控えることなどを呼び掛けた。
(略)
小池百合子都知事:
都民の皆さま方には、毎日の買い物をぜひ3日に一回ぐらいに控えていただきたい、変えていただきたいということであります。食料品など十分な供給はされていることはご存じの通りでありますので、だからといって急にまた買い出しに行こう。ダッシュしていく、買い占めるなどということはぜひお避けいただきたいと存じます(略)
パフォーマンスが得意の小池氏だが、スーパー入店制限は、従来のパフォーマンスに比べて、随分中途半端なものになった。
しかし、その裏では、スーパー入店制限の珍案が考えられていたという。
没になった幻のスーパー入店制限の珍案
スーパー入店制限で、珍案が報じられていた。その珍案を紹介したい。
それは、イニシャル入店制限。
この要請前、小池知事は、人との接触を8割減らすため「会社名のイニシャル」で出勤時間帯を分けることなどを提案。すると4月23日放送の複数の情報番組が、「イニシャルでスーパーの入場制限」の可能性を伝え、「イニシャル」がツイッターのトレンドワード入りした。
もしも、名前のイニシャルで入店制限されたら――。複数のツイッターユーザーは、こう考えたようだ。そのうえで、「サ行の人が買い物に行く時間帯は行列が大変なことになるのでは」と指摘する事態となった。
イニシャルで入店する時間を割り当て、1日ごとに、その時間帯を変更していく考えをもっていたようだ。(参考)
これでは、まるで学校の時間割だ。それに一体どうやってイニシャルを確認するつもりだったのか。そもそもおばあちゃんやおじいちゃんの中には、イニシャルがわからない人もいるかもしれない。その人を店頭で追い返すのですか?本当に都民に優しくない都知事でいらっしゃる。
しかも、佐藤さん、鈴木さんを抱えるサ行の日だけ大混雑になってしまう。
このイニシャル案は、実現可能性は皆無に等しい。このような案を仮に真剣に考えていたというのなら、呆れ果てるしかない。
小池氏のパフォーマンスありきの姿勢に最も困惑しているのは現場だ。小池氏が、スーパー入店制限を発表する前だが、現場からは懸念の声が上がっていた。
スーパー側は一律の入店規制は「困難」との見方も示した。
全国スーパーマーケット協会は公式ツイッターで、小池氏の発言を受け危機感を持った客による混雑を警戒。「スーパーとひとくちに言っても広さ、立地、構造などさまざまで、一律的な入店制限等の規制強化はかえって需要増、パニックにつながり、従業員の負担も増大します」と買いだめなどによる混乱を心配した。大手スーパーの関係者は「入店制限で外に並ぶと、逆にそこが密になる。駐車場などの並ぶスペースがない店舗や、列を整理する人員を配置できない店舗もある。一律で対策はなかなか難しい」と指摘した。
(略)
小池氏のパフォーマンスに振り回される現場。実際、小池氏の「ロックダウン」発言の際には、スーパーは大混乱に陥った。
後手後手の対応に振り回される国民・都民、そしてスーパー。
この人物が、この国難ともいえる時に、日本の首都東京を預かる知事であることは、不幸でしかない。
小池氏がパフォーマンスをどうしても行いたいというのであれば、都庁ではなく、劇場で、堂々と「小池劇場」を開演してもらいたい。いっそのこと、小池歌劇団でも結成してはどうか?