お笑い芸人のプチ鹿島氏「(勉強して)おかしいと思えばどんどんつぶやけばいい」 → メディアの一方通行の勉強で? やはり芸能人は、現代のハーメルンの笛吹き!
与党は、検察庁改正案の、今国会での成立を見送った。
法案をめぐっては、野党の反対、メディアの批判が激しく、それがそのまま世論に伝わり、「#検察庁法改正案に抗議します」が生まれたこの運動については、韓国等誰かが扇動していたなどといった様々な憶測があるが、何らかの力が恣意的に世論を動かし、あのような抗議の形を生んだのは事実だ。
そんな中、お笑い芸人のプチ鹿島氏は「検察庁法改正案見送り決定 「歌手やってて、知らないかもしれないけど」に言いたいこと」という記事を掲載した。
勉強して理解して意見を言うのは正しい事。しかし、客観的に勉強してますか?
プチ鹿島氏は、記事中では、きゃりーぱみゅぱみゅ氏を例に挙げ、芸能人に対する「本当に理解して抗議しているのか」などの批判に対して、意見している。
「歌手やってて、知らないかもしれないけど」と言うが、スターになるほど才能がある人は感覚が鋭いはずだ。その人たちが今回「おかしい」と気づき、声に出すことは“炭鉱のカナリヤ”的な役割を褒められることがあっても馬鹿にされる筋合いはない。どんどんつぶやけばいい。
「おかしいと思えばどんどんつぶやけばいい」とあるが、そのとおり、色々情報を集め、自分なりに判断した結果なのだったら、それをそのまま意見すればいい。
しかし、問題はその勉強の中身だ。そして、芸能人は一般人より慎重であるべきだ。これは空手五段の選手が一般人と気楽に組み手をしてはいけないのと同じだ。
例えば、これらの芸能人は、様々な法案に対して、国会議事録や政府のHPなどを見て、意見しているだろうか?反対派と賛成派の意見を見比べて、判断しただろうか?そうとは思えない。彼等のその発言を見ていると、見ているのはメディア情報だけで、単なるマスコミのオウム返しだ。
野党がマスコミの意見に乗っかっているのか、その逆なのかは知らないが、メディアで流れるのは政府の陰謀論ばかり。しかも事実も記載されていないものが殆どだ。本質の定年延長の中身は少ししか報じず、なぜこの法案が行われているかを自分たちの妄想を膨らめて、国民に流している。
野党の主張も全く同じで、「恣意的な人事が行われるかもしれない」や「黒川氏が守護神として政府を守ってくれるからじゃないか」といった妄言を国会で繰り返している。
恣意的なのは、むしろメディアと野党であるのだが。
このようなマスコミの報道や、野党の国会の姿を受けいれた勉強に、公平性があるか疑わしい。
世論に起こる政権批判の殆どは、マスコミによる情報操作が占める割合が大きいと感じられる。これは情報の捏造と同じだ。正しい情報が発信されていない状況が一番の問題だ。
あとは、このような反政府芸人の意見を持ち上げて、ベラベラとしゃべらせているのも問題だ。
「もっときちんと議論してよ」その意見は野党に言ってください。
プチ鹿島氏は、国会の議論にも触れている。
抗議の声は「もっときちんと議論してよ」
しかし、もし選んだ人がきちんと議論をしなかったら?
注意するしかないだろう。この制度が機能しているから本業に精を出せたのに! と。
つまり、今回の「#検察庁法改正案に抗議します」とはイコール、「もっときちんと議論してよ」という意味でもあるのだ。
これに関しても、野党とマスコミが強行採決を連呼し、審議に関しても追及ばかりで、野党はまともな審議すらする姿勢を見せてこなかった。
ただ、関連法案に含まれる検察官の定年を63歳から65歳に延長する検察庁法改正案をめぐり、立憲民主、国民民主両党などが与党の対応に反発し、同日の審議を欠席した。
8日の審議には、与党と日本維新の会のみが出席した。
文春記事にある「もっときちんと議論してよ」は野党にこそ、言うべき言葉だろう。
記憶にも新しい「総理、嫌でしょうが桜を見る会について質問をさせていただきます。時間が余ればコロナ対策をやります。」と、立憲民主党の福山哲郎幹事長が言った時、これらの芸能人が声をあげただろうか?
まともな審議をさせまいとしている野党に対しては、メディアからも芸能人からも声があがらないのが不思議でならない。
芸能人のみなさん。批判するならば、それはメディア、マスコミと野党に対してだと思いますよ。
ハーメルンの笛吹きは、お金に困った芸人が子供たちを扇動して、連れ去るという話だったが、まさに現代の我国の芸能人たちは貯金もせずにコロナ禍で政府に八つ当たりするために、多くの国民を地獄へ連れ去るべく笛を吹いているようにしか思えない。