米中、南シナ海で大規模軍事演習 同時期は異例 米国は、南シナ海の実効支配を強める中国をけん制する狙い
米海軍は南シナ海に「ロナルド・レーガン」と「ニミッツ」の空母2隻を派遣し、近年では最大級となる演習を4日から実施する。周辺では中国軍も同時に演習を実施しており、南シナ海の実効支配を強める中国をけん制する狙いがある。
通商問題や新型コロナウイルスの世界的大流行、中国による香港への統制強化を巡り、米中の間で緊張が高まる中、米当局者は中国による「違法な領有権の主張」に対抗する構えだ。
ロナルド・レーガン空母打撃群の司令官を務めるジョージ・M・ウィコフ少将はインタビューで、「米国が地域の安全保障と安定に注力しているとの明確なメッセージを同盟国に示すことが目的だ」と話す。
演習には空母2隻のほか、軍艦4隻も加わり、空母艦載機の攻撃力を試す連続飛行訓練も行われる。
中国は近年、とりわけ南シナ海で軍事力を誇示する取り組みを強化している。ほぼ全域を自国の領土だと主張しており、同様に領有権を争う東南アジア諸国の主張を退けている。中国はミサイルを配備しているほか、人工島を建設して軍事施設を構築するなどして、米国やその同盟国が南シナ海で展開することを困難にしている。
また、中国は1日から西沙(英語名パラセル)諸島近辺で演習を開始した。国営テレビによると、演習は5日まで行われる予定。中国は1974年、ベトナムから西沙諸島を奪い取った。
米中が同じ地域で同時期に大規模な軍事演習を行うのは異例。
ウィコフ少将は、演習の具体的な実施場所については明らかにしなかった。今回の演習は中国軍の演習に対する措置ではないとしながらも、中国が軍事的な支配を強めていることを踏まえると、米海軍のプレゼンスは正当化されると述べた。「それは非常に有益だと考えており、この地域におけるわが軍の作戦の正当性を立証するものだ」
米国が軍事力を誇示する背景には、新型コロナを克服した中国が周辺諸国・地域への圧力を強めていることがある。中国は台湾空域への戦闘機の派遣を増やしているほか、インドとはヒマラヤ山脈の国境付近で衝突。香港では「国家安全維持法」の施行を強行した。
米当局者によると、中国は米国がコロナ対応に追われているのに乗じて、国際貿易の主要経路である南シナ海での活動を活発化させている可能性がある。
オランダ・ハーグの仲裁裁判所は2016年、中国が南シナ海ほぼ全域の領有権を主張している問題で、主張に法的根拠はないとの判断を下した。だが、中国は判決を無視し、その後も周辺での軍事拠点化を進めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/955fa7734069f2d6b627c34a91630a9d3e8ac008
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最終帰属先は条約署名国で決定する。
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ベトナム、フィリピン、マレーシア、米国、日本は署名国
中国は非署名国
とにかく国民の目を外に向ける事で精一杯なのだろう。
こんな事を繰り返す中共に対して、西側諸国をはじめ国際社会からは冷たい視線しかない。
これ以上中共の戦狼外交がエスカレートしないように米国を中心に国際社会で団結して対応する事が肝要だ。
中国の覇権主義は、孤立を招き、成功はあり得ないと、中華国民が気づいてほしい。
シュージンペイの伸びきった鼻を折るのはアメリカしかないですもんねえ。
最早、局地戦ではなく全面戦争を覚悟し始めているのである。但しそれには早急に固めねばならない事がある。
一つはロシアとの合意である。二つ目は朝鮮情勢の対中同盟化。それと中国国民の反米闘争への団結意志である。
そのいずれに対しても習政権は確信が持てない段階である限り、今すぐに実戦行動に出ることは考えにくい。
日本の取るべき態度は、自由主義連合の一員としての行動に出る事を明確にすること以外に何もないはずだ。それが朝鮮半島での核付き統一の阻止にもつながるし、引いては中国の冒険意識の阻止要因にもなるのである。力もないくせに米中間の調整役など間違っても買って出ない事である。