• HOME
  • 政治ニュース , 野党
  • まさに悪夢!民主党、マニフェストで川辺川ダム中止を約束 → 鳩山政権で中止を実行! → 今年大洪水… なぜ、八ッ場ダムのように川辺川ダム建設中止を撤回しなかったのか?そして、脱ダム世論を煽った知事や民主党の責任

まさに悪夢!民主党、マニフェストで川辺川ダム中止を約束 → 鳩山政権で中止を実行! → 今年大洪水… なぜ、八ッ場ダムのように川辺川ダム建設中止を撤回しなかったのか?そして、脱ダム世論を煽った知事や民主党の責任

熊本県を襲った豪雨災害。多くの方が被災され、多くの命が失われた。豪雨災害が起こる度に、想起されることは「ダム」の存在だ。

今回の豪雨災害の被災地、熊本でも川辺川ダムの建設予定があった。しかし、「脱ダム」とやらで左翼政治家とメディアに煽られた世論によって、「悪夢の民主党政権」期に中止となってしまった。もしダムがあれば、少なくとも決壊までの時間は稼げたはずだ。その間に避難できただろう。

今回の熊本県を襲った豪雨災害に対して、安倍政権は、いち早く激甚災害にしている見通しを示している。

政府は8日、九州などの豪雨について、被害状況を調査した結果、激甚災害に指定する見通しになったと明らかにした。対象地域、公共土木や農業施設といった支援内容を詰め、今週末にも公表する。2020年度の激甚災害指定は初となる。平将明副内閣相が衆院内閣委員会で、公明党の江田康幸氏に答弁した。

(略)

(熊本県球磨村)

引用元 九州豪雨、激甚災害指定へ 今週末にも支援内容公表

ダム建設反対の世論を煽った「脱ダム」

ダム建設反対の立場で選挙戦を戦った二人の人物がいる。それが元長野県知事田中康夫氏と元滋賀県知事の嘉田由紀子氏だ。前者は鳩山政権で連立を組み、現在は反安倍評論家だ。後者もまた野党共闘で当選した参議院議員を現在務めている。

この田中氏は、長野県知事に当選後、「脱ダム宣言」なるものを発表した。

(略)

縦(よ)しんば、河川改修費用がダム建設より多額になろうとも、100年、200年先の我々の子孫に残す資産としての河川・湖沼の価値を重視したい。長期的な視点に立てば、日本の背骨に位置し、数多(あまた)の水源を擁する長野県に於いては出来得る限り、コンクリートのダムを造るべきではない。

(略)

(田中康夫元長野県知事)

引用元 脱ダム宣言

一方の嘉田氏は、滋賀県知事選に挑む際、「ダム事業の凍結・見直し」を掲げ当選を果たし、その後、2007年度において、関係予算をつけず、事実上、事業が中止されることになった。

その後、嘉田氏が退任し、新たに知事についた三日月知事によってダム建設を容認する方針をとったが、反ダムの嘉田氏は、現知事の決定に噛みついた。

(略)

一方、嘉田氏は会見で「ダムに一定の治水効果があることは、以前から分かっている。ダムは副作用もたくさんあり、必要性は費用や環境への影響、維持管理のあり方などを含めて総合的に判断すべきだ」とし、三日月知事の判断に疑問を呈した。三日月氏は引退した嘉田氏の後継として14年に初当選。18年にはダム建設に賛成する自民党の支援も受け、再選した。

(略)

(嘉田由紀子前滋賀県知事)

引用元 「脱ダム」嘉田前知事、建設容認に疑問表明 滋賀・大戸川ダム

嘉田氏は、「反ダム」を信念としているようだが、嘉田氏の信念のために、水害のリスクを住民が負わなければならないことになる。

田中氏、嘉田氏そしていつものごとくメディアによって作られ、煽られた「反ダム」の世論に、敏感に反応した政党が当時あった。それが民主党だ。

世論に乗っかった民主党。しかし、案の定ダブルスタンダードを発揮

当時、政権奪取に躍起であった民主党。その民主党は、有権者に対して、耳障りの言い話をマニフェストに並べ立てた。

もちろん、ダムについても記載している。

今回の豪雨災害が発生した熊本の川辺川ダムも、中止とはっきりと明記されている。川辺川ダムの建設中止は、2008年の熊本県知事選に当選した蒲島郁夫知事が反対を表明し、地元からの中止要請を受けて、最終的に、「コンクリートから人へ」を謳っていた民主党政権によって中止が決定された。(参考

民主党のマニフェストに名指しされた川辺川ダムと八ッ場ダム。しかし、建設中止になったのは川辺川ダムのみ。八ッ場ダムは建設され、昨年の豪雨災害の際に、水害防止に役にたった。参考

必要と判断すれば、前言撤回することは理解できる。今回の川辺川ダムに対しては、なぜ中止の撤回をしなかったのか。

確かに地元住民の多くが川辺川ダムに反対していた。しかし、もともとその反対する世論を煽ったのは、知事たちと民主党、そしてメディアだ。そして、八ッ場ダムがそうであるように、民主党政権成立後に中止撤回をするチャンスはいくらでもあった。

しかし、結果はこのざまである。多くの人の命が失われた。

政治は結果責任だ。「#宇都宮」と災害の日にTweetし、呑気に「他意はない」と語った悪夢の民主党政権の官房長官だった枝野氏をはじめ、当事者たちから、説明と謝罪を求めたい。

その上で、二度とこのようなことがないよう、多くの国民も、「甘い」マニフェスト、選挙公約には、十分に気を付けなければならない。政治屋たちの甘言に踊らされた結果がこれだ。

我々国民も自分の選択をしっかりと反省しなくてはならない。自分たちの選択の結果もこう言ったことに影響しているのだ。自分も含めてしっかりと反省して二度とこう言ったことを起こすような人物を政治家に選出しないように、政権を取らせないようにすることが、亡くなった方への最大の供養ではないでしょうか。

(球磨川の氾濫によって甚大な被害を受けた熊本県人吉市)

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!