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河野防衛相が「男系が続くなら男系がいい」と断った上で女系天皇容認も検討すべき「男子のお世継ぎがいなくなったときにどうするのか、考えておく必要はある」




河野防衛相が女系天皇容認論 次の天皇「内親王のお子さまも」

将来の首相候補の一人に数えられる河野太郎防衛相は23日夜、インターネット動画サイトのライブ配信で皇位継承のあり方について「1000年以上続く男系が続くなら男系がいい」と断った上で、女系天皇の容認も検討すべきだとの考えを示した。

河野氏は、現在の皇室の状況に言及し「男子のお世継ぎがいなくなったときにどうするのか、考えておく必要はある」と強調。かつては側室制度があったが「この21世紀になってそうはいかない」とも述べた。

その上で、国民は「毎日国民のことを考え、災害が起きれば(被災者を)勇気づける」といった皇室の姿を支持しているとの見解を示し、「とすると、その皇室のメンバーである(天皇、皇后両陛下の長女の敬宮=としのみや)愛子さまをはじめ内親王のお子さまを素直に次の天皇として受け入れることもあるのではないか」と自説を述べた。

男系を維持するための旧宮家復帰に関しては、旧宮家は1400年代に今の天皇家から男系が分かれたと説明し、「600年前に分かれた人が戻ってきても『本当の万世一系といえるの?』『遺伝子を調べて微妙に違いがあったらどうなの?』というところも考えていかなければならない」と慎重論を唱えた。

また、今後首相を目指す可能性について「初当選の時から言っている」と改めて意欲を示した。

https://www.sankei.com/politics/news/200823/plt2008230015-n1.html




この発言にネット上は紛糾しています。

中には、女性天皇と女系天皇の違いが理解できていない人もいるみたいなので、おさらいしておきましょう。

・女性天皇=父親が天皇家の血を引いている女性の天皇
・女系天皇=母親が天皇家の血を引いているが父親は天皇家の血筋ではない天皇(女性に限らない)

つまり、愛子さまや眞子さま、佳子さまなどの内親王が天皇となった場合は女性天皇で、内親王のお子様が天皇となった場合は女系天皇となります。

河野大臣は「1000年以上続く男系が続くなら男系がいい」と前置きをしたのち「愛子さまをはじめ内親王のお子さまを素直に次の天皇として受け入れることもあるのではないか」と言っていますが、女系を視野に入れる必要もあるといったことが問題視されています。

とはいえ、次は秋篠宮文仁親王殿下と悠仁親王殿下しかいないのも事実です。では、その次は?となった場合、現状では悠仁親王殿下のお子様に期待するしかなくなります。

悠仁親王殿下に男のお子様が授からなかった場合はどうするのか?今のうちからしっかりと議論する必要があります。

河野大臣の発言は確かに一つの案かもしれませんが、女系天皇否定派にとっては到底受け入れられないでしょう。

竹田恒泰氏はこう語ります。

「天皇の皇位がなぜ男系によって継承されてきたか」。これに答えるのは容易ではない。そもそも、人々の経験と英知に基づいて成長してきたものは、その存在理由を言語で説明することはできない。なぜなら、特定の理論に基づいて成立したのではないからだ。天皇そのものが理屈で説明できないように、その血統の原理も理屈で説明することはできないのである。
だが、理論よりも前に、存在する事実がある。男系継承の原理は古から変更されることなく、現在まで貫徹されてきた。これを重く捉えなくてはいけない。例えば、現存する世界最古の木造建築である法隆寺は、その学問的価値の内容にかかわらず、最古故にこれを簡単に立て替えてはいけない。同様に、天皇は男系により継承されてきた世界最古の血統であり、これを断絶させることはできない。
もはや理由などどうでもよいのである。特定の目的のために作られたものよりも、深く、複雑な存在理由が秘められていると考えなくてはいけない。

http://www.hokkaidojingu.or.jp/sizume/column/takeda3.html

男系継承はもはや理屈ではない。古来より継承されてきたものであり、これを断絶させることはできないとしています。

だとすると、何代か遡り男系を維持するしか方法はなくなります。

このところ、自民党の次期総裁候補として脚光を浴びて、頭角を現してきた河野大臣ですが、この発言がブレーキとなる可能性は十分あります。

なぜなら、保守派の意見はネットで見る限りでは女系には反対の意見が多いからです。







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