「学者と学術会議をなめるなぁああ!」と稚拙な感情論を持ち出した松宮孝明教授。あなたこそ、国民と民主主義をなめていませんか??本当の学者なら、自分のチンケなプライドよりも学問的真理を優先しろ!
日本学術会議の新規会員の任命拒否。これによって日本学術会議、そしてそこに所属する学者がどういうものなのか、白日の元に晒されつつある。
今回の任命拒否された6人の中で、立命館大学の松宮孝明教授は、その言動が活動家かと見間違えるほどだ。民主的なプロセス、選挙を通じて組織される内閣に対して、今回の任命拒否をめぐって、「内閣が倒れる」等、平然と恫喝しているのだ。
【学者の恫喝を許すな!まるで昔の軍部】
政府が拒否権を使い、報酬付学術会議会員になれなかった松宮孝明教授が「ここ(会員の任命)に手を出すと内閣が倒れる危険がある、早く手を打った方がいいと政権のために申し上げておきます」とテレビで公然と総理を恫喝しました。
これは民主主義の危機です。 pic.twitter.com/cMJqfY5G0B— 政治知新 (@seijichishin) October 4, 2020
そんな松宮教授が、今度は、「学者をなめ、学術会議をこけにした」、「この介入を押し返さないと、歯止めがきかなくなる」と騒いでいるのだ。
松宮教授の騒ぐ姿勢、まるで、今の野党そのものだ。
騒ぎ立てる松宮教授。直接選挙で選ばれてないのは、他にもいる!!
日本学術会議の会員になれなかった松宮教授。政府の任命拒否をめぐって怒りがまだ収まっていないようだ。そんな松宮教授は、メディア露出を増やし、今回の菅政権の判断について、世論を喚起しようとしているようだ。
しかし、松宮教授がメディア露出を増やせば増やすほど、松宮教授の変人っぷりが際立ってきた。毎日新聞のインタビューに応じ、次のように語った。
(略)
--同法7条は「学術会議は210人の会員で組織する」と定めています。
◆ええ。政府の判断で勝手に変えられるものではありません。学者は理不尽なことを言われて、「はいはい分かりました」と言うことは聞きません。学者と学術会議をなめていたんでしょう。
(略)
「学者と学術会議をなめていた」と政府を批判する松宮教授。日本学術会議のことをまるで神聖不可侵とでも思っているのか。
先の総理への恫喝に続き、稚拙な主張だ。なめた、なめられたという次元の話ではない。
松宮教授は町のチンピラのような発想で生きているのか?
学問的真実と国民生活の為であれば喜んで泥をかぶるのが学者であろう。しかし、松宮教授は、自らの小さな、小さなプライドが大事なようだ。
科学的客観的でなければならない学者が、主観的な感情論に走って政権批判とはなんともお粗末な話だ。
さらに続けて松宮教授は、人事について次のようにトンチンカンな主張を繰り出した。
直接選挙で選ばれてないのは、他にもいる!!
批判に終始している松宮教授。その批判も、自身の、そして日本学術会議の権威を守ろうとする魂胆が丸見えだ。政府に対して批判を繰り返す学者が、権威を守ろうとするように見えるその姿はあまりにも滑稽だ。
日本学術会議が以前出した「軍事研究の禁止」の声明。この声明に代表されるように、日本学術会議内部では、自由な議論ができる保証はない。ならば松宮教授は、在野におられた方が、思う存分、学者たちがいう「学問の自由」を享受できるはずだ。
批判のための批判をするために、松宮教授は、視野狭窄にでも陥っているのか、あまりにも都合のいい反駁をしようとした。
(略)
--学術会議の会員は準公務員です。「政治家と与党からなる政権は国民に直接選ばれている。だから公務員の人事は政治家、政権が行うのが当然」という主張があります。
◆菅首相も、自民党総裁選の過程でそういう意味のことを言っていましたね。それを聞いて「これは危ないな」と思っていました。まさか学術会議の人事に手を突っ込んでくるとは思いませんでしたが。日本の統治機構は、国民に直接選ばれた人だけで成り立っているわけではありません。学術会議の会員は前に述べた法体系に基づいて任命されるものです。にもかかわらず、今回の介入を押し返せなければ、この先は歯止めがきかなくなるでしょうね。菅首相の狙いは「あらゆる公務員人事を自分が握っている」と周知させることなのかもしれませんが。
(略)
「日本の統治機構は、国民に直接選ばれた人だけで成り立っているわけではありません。」との松宮教授の主張は、その点では至極まっとうだ。日銀総裁等は、確かに国民から直接選ばれていない。
しかし、大事なことを彼は忘れている。
直接選ばれないが故に、その人事は国会同意人事とされ、民主的統制のもとに置かれるのだ。しかし、一方の日本学術会議はどうか。推薦に基づいて総理が任命するだけならば、誰がその任命責任を負うのか、そしてどのようにして民主的統制を働かせるのか。
こんなのは昔の軍部と同じだ。
学者なら、日本学術会議という権威を守ろうとするのではなく、民主的な統制が効く組織として、日本学術会議をどのように位置づけるのか、ぜひご高説を賜りたい。
松宮教授のような学者が、日本学術会議の会員となり、特別職国家公務員に地位に就くことは、多くの国民が拒否反応を示すに違いない。
そして、多くの国民は、今回の日本学術会議の要求を飲めば、この先は歯止めがきかなくなると思っているはずだ。松宮教授には自身の言葉をお返ししたい。