立憲民主党の佐藤公治衆議院議員も鶏卵業者のアキタフーズから献金!→ 鶏卵業について国会質問 → メディアの取材に対しダンマリ!!説明すべきでは??
メディアがその後は騒いでいないが、立憲民主党の佐藤公治衆議院議員も養鶏業者であるアキタフーズから2013年に216万円の献金を受けていたことが分かっている。
しかもアキタフーズの名前こそ出していないが、佐藤議員は国会で養鶏業について質問していたのである。東京新聞の取材に対し、佐藤議員はダンマリをしており、もしもこれが与党議員ならば野党は大変な騒ぎになっていたであろう。
枝野代表の説明責任が問われるところではないか???
立憲民主党の佐藤公治衆議院議員もアキタフーズから献金!→ 養鶏業について国会質問
東京新聞が1月17日に報じた内容によれば、佐藤氏は2013年に216万円の寄付を受けていたと言う。しかも東京新聞の取材に対し、佐藤氏の事務所からは期限までに回答が無かったとのことである。
ここで国会議事録を確認すると、2017年に鶏卵業に関連する質問、それもアキタフーズを始めとする鶏卵業者が懸念していた“アニマルウエルフェア”問題について質問している。アニマルウエルフェアとは欧米発の家畜の飼育環境を改善しようという考え方である。
この考えを導入した場合、我国の養鶏業者の9割の業者が行っている、鶏を身動きできない籠に押し込めるケージ飼いは鬼畜な方式とされ、平飼い等の伸び伸びとした環境に変更しなければならなくなる。
つまり鶏は幸せになるが、我国の鶏卵業者は飼育方法の変更を余儀なくされる上に飼育コストが跳ね上がり、大きな損失を出しかねないのである。
その点について佐藤議員は以下のように質問している。
〇佐藤(公)委員 佐藤公治でございます。
きょうは、二つの点を政府に投げかけ、そしてお聞きし、お願いをしたい、 (中略) 一つ目は、アニマルウエルフェアということに関してでございます。
(中略)
私は、このアニマルウエルフェアを否定するものではなく、やはり、自然界においてお互いが共存共栄していくためには大事なことだと思っておりますが、そういう中で、畜産のいろいろと議論の中で、私は、養鶏という立場でこのアニマルウエルフェアを考えたときに、やはり、将来にわたって不安が多く想像できる、こういったことに関して考えているところでもございます。
引用元 第195回国会 農林水産委員会 第6号(平成29年12月12日(火曜日)
アニマルウエルフェアを否定しないと言いながらも、我国のアキタフーズを始めとする鶏卵業者の考えと同様にアニマルウエルフェア導入によるリスクの主張をする佐藤議員。
佐藤議員、アニマルウエルフェアのリスクを国会で熱弁!!
佐藤議員は具体的なリスクの指摘を述べ始める。
この問題は、まさしく、よくも悪くも生活や経済を大きく変えるきっかけになる可能性があるとも思って、それは、まさに先ほどもお話ししたように、人権と同じような動物権の確立にもなる可能性がある。自然とともに共生理念において、よいこともありますが、現実社会や経済、生活においては、生産者、消費者においては、安全、安心、安定、低価格等々においても、多くの変化、問題点が生じる可能性があるかと思っております。
引用元 第195回国会 農林水産委員会 第6号(平成29年12月12日(火曜日)
要するにアニマルウエルフェアを導入すると生産コストが上昇するので、鶏卵業者なども消費者も困ると言っているというわけだ。
佐藤議員、鶏卵業者の代弁と受け止められかねない主張を開始する!!
佐藤議員の熱弁をさらに続き、鶏卵業者の視点でアニマルウエルフェアのリスクを詳細に述べ始めた。
欧米の鶏卵生産者においては経営上の大問題になり得る状態、可能性があるというふうに聞いております。
日本国内においても、最近、スーパーマーケット等の量販店から鶏卵生産者に対し、平飼い卵を要求されるケースも出てきているとも聞いております。
しかし、現在の大規模化している日本の飼養方式では、平飼いは、国土、気候、風土上、まさに安全、安心、低価格な卵を供給する体制からすると、欧米等とは異なり、生産者は、養鶏経営者は、不安を大変抱いているようにも感じるところがあります。
したがって、この日本型アニマルウエルフェアを求められておりますけれども、どういった現状認識で、またどういう方向性に持っていこうとしているのか、生産者、そして消費者の立場もございますが、ぜひともお考えをお聞かせ願えればありがたいと思います。
引用元 第195回国会 農林水産委員会 第6号(平成29年12月12日(火曜日)
鶏卵業者としては嬉しさを感じるだろう。そう思えるほどに、鶏卵業者の立場を代弁しているように見えてしまう佐藤議員である。
佐藤議員「皆が不安にならないような状況を準備する、一言その決意を!1」と農林水産大臣に迫る!!
佐藤議員はここまで述べた上で、熱く農林水産大臣の言質を取ろうとしているかのように迫った。
○佐藤(公)委員 この問題について、大臣、一応今のようなお話、説明がございましたけれども、ぜひ、将来を考えたときに、私は、そんな遠くない将来、こういった大きな波が一気にこの日本に押し寄せてくる可能性がある、生産者及び消費者の立場も含めてしっかりとした対策をとり、みんなが不安がないような状況を準備していくことが必要だと思いますが、一言その決意をお願いしたいと思います。
○齋藤国務大臣 (略) 一方で、このアニマルウエルフェアに関するルールが急激に変化をして、そして生産者がついてこれないというのでもこれはいけないというふうに思っておりますので、現実的にしっかり取り組みが進むように、生産者の理解を得ながら推進をしていくことが重要だろうなと思っております。
○佐藤(公)委員 大臣、よろしくお願いしたいと思います。(略)
引用元 第195回国会 農林水産委員会 第6号(平成29年12月12日(火曜日)
ここまで読んで、佐藤議員の鶏卵業への熱意を感じた。
同時にこれが与党議員ならどうなっていただろうと言う疑問も感じる。
アキタフーズから200万円を超える献金を受け取り、アキタフーズら鶏卵業者の懸念する点について大臣に迫り、一言決意を述べてほしい!!と迫り、メディアからの取材に回答しない自民党なり公明党議員。
当然、大騒ぎになるであろうが、ほとんど話題になっていない。枝野代表や佐藤議員は本件について説明し、いらぬ疑惑であればそれを否定すべきである。