バイデン大統領「米国史上最長の戦争を終わらせる時だ」アフガン駐留米軍の完全撤収を表明
バイデン米大統領は14日、ホワイトハウスで演説し、アフガニスタンの駐留米軍を米同時多発テロ(2001年)から20年の節目となる9月11日までに完全に撤収させると正式に表明した。「撤収に理想的な条件が整うのを期待しながら、駐留の延長や増派を繰り返すことはできない」と述べた。そのうえで「米国史上最長の戦争を終わらせる時だ。米兵が帰還する時だ」と訴えた。
バイデン氏は決断に向け、同盟国やパートナー国などと緊密に協議したことを強調。「軍事的にはアフガンにとどまらないが、外交的・人道的支援は続ける」と説明し、「タリバンとの戦争に戻るのではなく、我々は目の前の課題に集中しなければならない」と理解を求めた。
アフガンの駐留米軍を巡ってはトランプ前政権が20年2月、アフガンの旧支配勢力タリバンとの和平に向けた合意を締結。タリバンがアルカイダなどのテロ組織との関係を断絶する見返りに、米軍が21年5月1日までに完全撤収するとしていた。現地の治安の悪化などからバイデン政権が合意の「再検証」を進めていた。
米政府高官は13日の電話記者会見で「米本土へのテロの脅威が軍を駐留させずに対応できるレベルになった」と説明し、撤収期限を先延ばししたうえで完全撤収すると明らかにしていた。【ワシントン鈴木一生】
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ea7f509a7d8c73e58e5ff1b735478e644ec14f4
トランプが在任期間に戦争には常に消極的であったことは、なぜか評価されない。
でも、アフガン政府は困るでしょうね
この間アフガン政府を飛び越えてタリバンと交渉してきたアメリカのやり方にも反発があるでしょう
だって、アメリカとタリバンとの停戦合意の中にある、アメリカが拘束している5000人にも及ぶタリバン兵の解放すれば、アフガン政府にとっては脅威
それでいて、アメリカ軍は撤収していなくなるのだからね
情勢は、また混とんとする。
最大のターゲットだったビンラディンも討ち取ったし目的は達してたんじゃないかな。
それに米軍はチャイナに矛先を変えるんだろうね。
人権を合言葉に西側諸国は十字軍を編成しつつあるし今手を打たないと自分達が逆に価値観や文化までも支配されてしまう事を恐れ自覚したんだろう。ロシアは狡猾だから直接参戦はしない代わりに最後に勝ち組に乗り換える筈だ。ついでに弱った方やNATOの手の緩んだ所を急襲し一気に実効支配する筈だ。日本は北海道の守りを強化しときましょう。
一部報道ではこれから対Chinaに注力するからとも言われている。
そうなる尖閣諸島を脅かされている日本も他人事じゃなくなるね。
対中国で見た場合、アフガンに戦略性はない訳で、そこで同盟国が消耗するよりもリソースの再分配してくれる方が好ましい
山岳地でゲリラ戦をされると近代兵器も機能せず、制圧には兵士がリスクを取って地上戦をするしかない、でもそうすると被害が大きくなるので戦略性の無いエリアでそのリスクを許容出来ないアメリカは長い期間膠着した状態を維持してきたが、やっとその状況が変わる
米軍が入ることで、アフガニスタン国内では、ますます混乱が起き、憎しみが憎しみを呼ぶ事態になった。そして、同国の普通の国民すらも、安心して仕事や生活ができない事態になっていったそうな。
米軍のヘリコプターが、ペシャワール会が進めている川の堤防増築作業班に対して、上空から銃撃を加えることもあったと、はっきり書いておられた。派遣された米軍兵士も、なにがなんだかわからないまま、軍務をこなしていたのであろう。