大正論!筑波大学教授「東京五輪には、五輪初の試みであるホストタウンなど、無形のレガシーが沢山ある!」と東京五輪の意義を語る!!
刻一刻と近づいてきた、東京五輪。
多くのメディアは予想通り、五輪批判から開催を盛り上げる方向にシフトしてきた。ネットの反応を見ても「手のひら返し」と言った意見が多々見受けられた。
しかし、立憲民主党などの野党をはじめ、複数のメディアはいまだに東京五輪開催を否定し、国民の不安を扇動している。
そんな相変わらずのメディアを他所に、筑波大学特命教授の真田久氏は、「日本発のホストタウン」と「無形のレガシーを残す」といった観点で開催すべきと述べている。
五輪初の試み「ホストタウン」を日本発に!
今回の大会で、五輪初の試みとなるのがホストタウンだ。スポーツの交流だけでなく、文化交流を深めようというもので、日本発となり、今後も継続されるはずだと真田氏は述べる。
選手は感染防止のため、競技の4日前に入り、終わったら2日後には出ろと言われているとも聞く。選手村云々といっても、それでどうやって文化交流ができるのか。
「感染対策を考えると、選手村での交流はしないという方向です。オリンピックはトップアスリートのためだけの交流で、自分たちには関係ない、どうせ東京だけだろうと思いがちですが、そうではありません。
今回のオリンピックでは北海道から沖縄の離島まで、全国528の自治体が、参加国のホストタウンとなっています。大会に参加する国や地域住民等がスポーツ、文化、経済など多様な分野で交流することで地域を活性化し、市民レベルで末永い交流をしていこうというものです。オリンピックでは人との交流が大事ですが、それを具体的に形にしたのがまさにホストタウンといえるでしょう。
これは史上初めての取り組みで、次回のパリ大会でも実施されます。多分、その後の大会にも繋がっていくのではないでしょうか」
これまでは、スポーツの祭典で感動を与えてきたオリンピックに、異文化交流の橋渡しの役割まで持たせようとしている。素晴らしい試みだ。
お互いを知るということは、平和のためにも理解の伸長のためにも非常に大切であることに疑いの余地はない。国際交流は、平時からも行われており、その目的の1つは平和だ。つまり、国際交流はオリンピックの理念そのものだ。
今後の五輪のため、無形のレガシーを残そう!
メディアは躍起になって東京五輪の中止を煽っているが、いつまでそのような報道を続けるつもりなのか。真田氏が語っているように、東京五輪で初めて実施される「ホストタウン」のように東京五輪が持つ意味は計り知れない物がある。
こうした東京五輪の意味を報じないメディアに、メディアの資質がないことは間違いない。
メディアは何も東京五輪の意味を報じないが、真田氏に言わせるともう一つ重要な意義があるというのだ。それが「無形のレガシー」だ。
「いずれにしても大会が成功したとすれば、これをモデルとして今後はより簡素な大会になっていくし、テクノロジーや情報通信技術を導入すれば、映像を通して感動を届けるものにシフトしていくのではないでしょうか。
経済的な効果ではなく、こういう状況で開催する大会の未来図を示せるか。また、後世に無形のレガシーを残せるか。この大会が日本にとって大きな財産になるかどうかの分かれ目は、そこにあると思います」
「さすがは日本!」と言われるか、ズタズタの大会になってしまうのか。今回のオリンピックは、どちらに転んだとしても、間違いなく歴史に残る大会になると真田先生は言う。
真田氏の言う通り、今回の東京五輪の開催には大きな意味がある。そのことを置き去りにして東京五輪の中止を煽る野党やメディアは、我国の恥でしかない。
過去に何度も指摘したが、「開催か中止」ではなく、「どのような形で開催するべきか」が問題なのだ。結局、浅はかな野党とメディアは、「開催か中止」にこれまで終始した。
東京五輪が開催された後、こうした野党やメディアがどのような形で東京五輪を総括するのか注目だ。