プレジデントオンラインが日本医師会中川会長の“本気度”を大批判!! → 本気で守りたかったのは日本医師会と言う組織の利益なの???
この1年で最も注目を集めた団体の1つが日本医師会だ。そしてそのバケの皮は剥がれてしまった。
新型コロナ感染症を前にして、多くの国民が定期的に開かれる日本医師会会長の記者会見に注目した。しかし、1年以上経って、日本医師会の中川会長について疑問を抱く国民が多くなってきた。
中川会長の自粛破りは、論外だが、更に中川会長を始めとした日本医師会の新型コロナ対応が明るみになってきた。
中川会長、そして日本医師会は新型コロナを抑えることに必死なのではない。自身の利権に必死なのだ。
そもそも新型コロナ対応に協力する気はゼロ???
新型コロナの感染拡大が起こると必ず、中川会長が記者会見で強調することがある。それが「医療崩壊」「病床逼迫」だ。もちろん、新規感染者が増加すれば、医療供給体制が逼迫することは理解できる。
しかし、だ。自治体の担当者や元官僚がプレジデントオンラインに対して興味深い発言をしている。
大越健介がインタビューした神奈川県医療危機対策本部の阿南英明は怒りを露わにしてこう話した。
「大半(の病院=筆者注)は協力なんかしたくない、コロナとは無関係でいきたい。病院は決して一枚岩ではない。こういう世界の中で1床、2床をどうやって捻出するかということは大変な闘いなんですよ。
医療者が全員即理解をして、その必要性に応じて対応する、そんな甘い世界じゃない」神奈川県内の病院の8割がコロナ患者を受け入れていないという。
(中略)
なぜこのような未曽有の疫病が蔓延しているのに、国も厚生労働省も日本医師会にコロナ患者受け入れを“要請”できないのか。
中村秀一元厚労省局長は、日本は民間病院が多く国や行政の力が弱いから、要請することはあったが、法律の権限に基づいて強制することはなかったという。
この実務経験がある2人の発言を聞けば、この1年以上に渡って続くコロナ禍で、日本医師会が協力的な態度を示していたとは到底思えない。
このような対応をし続けている日本医師会、そのトップの中川会長が記者会見で、医療供給体制に言及するのは滑稽だ。
中川会長の意味するところは???結局「カネ次第」なの???
不信極まる日本医師会。そのことを中川会長は理解しているのか。中川会長が応じたインタビューで、中川会長の「本音」についてもプレジデントオンラインは指摘している。
中川会長は大越にこういってのけた。
税金を莫大に投入されて経営しているところ(公立病院)と自立して経営努力だけでやっているところ(民間病院)とはちがうということは分かってほしい。
世界で最も評価が高い医療の日本において、守らなければならないことがあります。それはどんな新興感染症が襲来しても、その医療とそれ以外の通常の医療が絶対に両立していなければならない」
医師会会員はカネ儲けのできないことに首を突っ込むことはない、私はそう理解したのだが。
確かに、中川会長の発言の意図を読み解くと「カネ儲け」が重要事項になっているのである。
実際問題として、ワクチン接種を行った医師には、高額な日給が支払わることになっている。ワクチン接種をめぐって、日本医師会は珍しく行動を起こした。
ワクチン接種に必要な医師や看護師といった人材を紹介するため、自治体や企業向けの相談窓口をインターネット上に開設したのだ。(参考)
こうした動きを見れば見るほど、日本医師会、特にトップの中川会長が本気で新型コロナ対応にあたってきたのかは怪しい。
日本医師会の信用は地に落ちた。早急に中川会長を交代させ、若い世代にバトンタッチするべきだ。