枝野代表が所属議員や党職員の女性比率目標を設定 → 蓮舫さん、低すぎるとの批判は???参院選のパリテはなんだったの???
迷政治家としての名をほしいままにしている立憲民主党の枝野代表。
その枝野代表が珍しく目標設定を公表した。その目標とは所属議員と党職員の女性比率を上げるというものだ。
珍しく一見「まっとうな」目標を設定した枝野代表だが、設定した理由、そしてその比率を見てみると枝野代表はまたもや相変わらずの枝野代表だった。
女性議員を増やすことに力を入れてきた蓮舫氏は、枝野代表が発表した目標の低さに納得しているのか。納得しているなら蓮舫氏が訴えてきたことは所詮「票」目当てであったということになる。
枝野代表が目標を公表!低すぎませんか???
批判ばかりの立憲民主党だが、珍しく一見前向きなことを発表した。それが所属議員等の女性比率を上げるという目標だ。
立憲民主党の枝野幸男代表は29日の記者会見で、議員辞職した本多平直前衆院議員が性交同意年齢をめぐり「50代が14歳と恋愛し同意があった場合に罰せられるのはおかしい」と党内議論で発言した問題を受け、所属議員や職員に占める女性の比率を2030(令和12)年に30%以上に引き上げる目標を打ち出した。
枝野氏は、一連の問題の背景に「議論や意思決定の場に女性が少ないという実態」があると説明。「党内でジェンダー(社会的な性差)平等を実現していく積極的な姿勢が足りなかったことを反省しなければならない」と述べ、「2030年に30%以上」を掲げた。
女性比率をあげることに異論はないが、2030年までに30%とは随一悠長な目標だ。10年後の話だ。しかも、こうした目標を設定した理由として、本多氏の問題発言をあげている。
問題がなければ目標設定をしなかったと受け取れる。それに、だ。2030年まであと9年もある。枝野代表は9年後にも立憲民主党が存在しているとでも思っているのか。
吹けば飛びそうな支持率で、9年も先の目標を設定するなどやはり枝野代表は現実を直視することが出来ないようだ。
パリテは何処に??結局「票」が欲しかっただけ?
枝野代表が掲げた目標だが、2019年に実施された参院選で立憲民主党はパリテを訴えていた。
パリテについて内閣府男女共同参画局では次のように説明している。
フランスにとって大きな転換点となったのは、1999年の改憲を経て、2000年に制定された通称「パリテ法」である。「パリテ」とは、もともと「同等・同量」という意味のフランス語である。そして「パリテ法」は、各政党に対して、男女同数・平等な50%ずつの候補者擁立を義務付けている。
引用元 フランスの事例
パリテは50%ずつなのだ。それにも関わらず、枝野代表が掲げた目標は、2030年に30%。どう見ても2019年の参議選からトーンダウンだ。
枝野代表もパリテには前向きなはずだった。
枝野代表はこのパリテと2030年目標との整合性をどのように取るつもりなのか。女性議員を増やすことに力を注いできた蓮舫氏は、是非、枝野代表が発表した目標に対して「遅すぎる!」といつもの調子で批判をしてもらいたい。
蓮舫氏は選挙が行われる度に女性議員を増やすことを訴えてきた。しかし、立憲民主党は2019年にはパリテ推進を主張しておきながら、今は2030年に所属議員等30%の女性比率を目指すと変節している。
蓮舫氏はこの党の姿勢を容認するのか。容認するのであれば、今までの蓮舫氏の必死の訴えはなんだったのか。ただ「票」が欲しかっただけなのか???
このように党としての基本的な姿勢すらも一貫性がないのが立憲民主党だ。