韓国政府代表団が供給支障についてモデルナへ抗議に渡米、謝罪させる⇒その後「月別・四半期別の供給計画もなかった」ことを朝鮮日報が報じる
韓国政府がモデルナとワクチン供給契約を結んだ際、四半期ごとにどれだけの量の納入を受けるか具体的に契約していなかったことが分かった。これまでワクチン供給の具体的契約内容は「製薬会社との機密保持契約」で明らかにできないとしてきたが、それを明かしたものだ。米国と欧州連合(EU)は供給量も契約書に盛り込んでいた。
中央事故収拾本部のチョン・ウンヨン・ワクチン導入事務局長は17日、「製薬会社(モデルナ)との契約で年内の導入量(4000万回分)は明示されているが、月別、四半期別の具体的な供給日程は通常協議を通じて決めている」と説明した。モデルナが7-9月に韓国に供給するとしていた量を10-12月に一度に供給しても「契約違反」とは言えないことになる。チョン事務局長は「月別、四半期別の具体的な供給日程は継続的に協議している」とし、契約書に月別、四半期別の供給日程は書かれていないことを改めて認めた。モデルナのワクチンは昨年12月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がモデルナの最高経営責任者(CEO)と電話交渉を行い、4000万回分の供給を受けることが決まった製品。しかし、「5月からできるだけ早く4000万回分の供給を受ける」とする発表とは異なり、16日までに導入されたのは245万5000回分(6.1%)にとどまっている。7月の納入は相次いで遅延し、8月の供給は「半分」を供給すると通知された状況だ。
当局はこれまで月別、四半期別の具体的な供給量が契約書に明記されているかどうかすら「秘密契約」だとして口をつぐんできたが、海外は異なる。米政府は保健福祉省のウェブサイトでモデルナとの53ページから成る契約書を公開した。そこにはワクチン供給量、契約規模、ワクチン供給単価が記載されており、時期別の導入量も内容は隠されているが、明らかに含まれていることを確認できる。EUがアストラゼネカ(AZ)と結んだ契約書にも月別供給量が含まれている。翰林大聖心病院のチョン・ギソク教授(元疾病管理本部長)は「政府が昨年末に急いでモデルナと契約を結ぶため、(交渉を)不利に進めた可能性がある。それまで『四半期別供給量』を公式に発表してきたのは国民を愚弄する行為だ」と述べた。
モデルナのワクチン供給に支障が出たことから、韓国政府の代表団は米マサチューセッツ州のモデルナ本社を13日に訪問したが、これといった成果は得られなかった。韓国政府は17日、「今回の代表団訪問を通じ、強い遺憾表明と共に、ワクチンの迅速かつ安定的な供給を求めた」と説明した。未供給のワクチンをできるだけ9月初めまでに提供すること、供給予定量の供給時期を前倒しすることを求めたという。
■国内委託分の国内優先供給を要求
韓国政府代表団を率いた保健福祉部の姜都泰(カン・ドテ)第2次官は「モデルナは韓国との信頼回復に向け、既に通知した(8-9月の)供給量を上回る量を供給し、9月の早期供給に最善を尽くすとし、今週までに具体的な供給量と供給日程を通知することを決めた」とし、具体的な供給日程は可能な範囲で今後明らかにするとした。モデルナが今週末までに今後の供給計画を明らかにするとの説明だ。8月17-31日の導入に向けて協議中のモデルナ製ワクチンは915万8000回分だ。
韓国のサムスンバイオロジクスを通じ受託生産される予定のモデルナ製ワクチンを韓国国内に優先供給する案も今回提案されたが、明確な回答はなかった。姜次官は「代表団はワクチン供給の安定性確保と流通過程の効率化などの面で、韓国国内での受託生産分が韓国国内に供給されることが望ましいとの意見を(モデルナ側に)伝えた」とし、「受託生産とさまざまな品質検査、許可などの手続きにかなりの時間がかかることを考慮し、継続的に協議していくことにした」と説明した。モデルナはサムスンバイオロジクスへの委託による生産を近く開始する予定だが、生産したワクチンのうちどれだけの割合を韓国国内に回すかは未定だ。姜次官はサムスンバイオロジクスのモデルナ製ワクチン受託生産が9月ごろにも可能になるかとの質問に対し、「新製品の生産、品質検査、許認可などの過程を予め断定的に回答するのは難しい」と述べるにとどめた。
キム・ソンモ記者 , キム・テジュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/18/2021081880009.html保健福祉部のカン・ドテ第2次官と大統領府のリュ・グンヒョク社会政策秘書官ら4人で構成された代表団は13日(現地時間)、米マサチューセッツ州にあるモデルナ社の本社を訪問し、ワクチン供給支障について遺憾を表明し、今後の供給対策を議論した。
モデルナ社との議論の結果は、今月17日に発表される。保健福祉部は「入国後の診断検査隔離およびモデルナ社と実務調整などが必要であり、議論の結果は火曜日の午前に中央災難安全対策本部の会見を通じて発表する予定だ」と述べた。
これに先立ち、カン・ドテ次官は米国現地で面談を終えた直後に記者らに「韓国政府は遺憾を表明し、モデルナ社は謝罪の意思を示した」とし「より多くの量のワクチンが早急に供給されることを要請し、モデルナ社は最善の努力を尽くすことにした」と説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c5a575ff05030c288fb2ebd8b50573726102153
見透かされてんだよ
こいつらルールを守る気無いだろ
ますます韓国への供給は後回し、下手すれば業務妨害でキャンセルもあり得るぞ
いつもの通り受諾してから契約を変更しようとしつこく言ってきたけど強気のモデルナが無視したのかな?
そこも実は全く決まってないんじゃね?
どっちにしても韓国は下に見られてんだね