岸田前政調会長がコロナ対策を大発表!!医師会との戦いを事実上宣言し、経済対策や国民への説明・共感・協力を重視すると大宣言!!
AERA8月30日号は、珍しく素晴らしいインタビューを掲載した。
岸田文雄前政調会長のインタビューを大掲載したのだ。そこで岸田氏は自分なりのコロナ対策を発表し、医師会との戦いを事実上宣言し、国民への説明・共感・協力を重視すると大宣言したのである。
しかも、今、必死に戦っている菅総理への批判にならないように、だ。これがあるべき総理候補の姿であろう。
岸田前政調会長がコロナ対策を大発表!!経済対策や国民への説明・共感・協力を重視すると大宣言!!
岸田氏は、AERAのインタビューに対し、政府の努力を認めつつも、建設的なアドバイスを行った。特に自分ならば経済対策や国民への説明・共感・協力を重視するとした点は注目すべきであろう。
──政府の新型コロナウイルス対策は、どう考えていますか。
菅総理を中心に目に見えない敵との戦いに最善を尽くしていると思います。一方で国民の不安も広がっていることも事実です。
よりしっかりと感染防止、経済対策を進めていかなければいけません。感染防止については、ワクチンの接種は大変有効ですし、その点については、菅総理も強いリーダーシップを発揮していると思います。
岸田氏らしい好感の持てる発言だ。あくまでも菅総理を支えつつも、もっと経済対策をやるべきだと指摘している。経済重視の宏池会の領袖らしい発言だ。
岸田氏は一貫して国民生活を救うための財政出動を訴えてきたが、これは菅総理も採用すべきであろう。
──対策が後手に回っているとの指摘があります。
しっかりと国民に説明し、国民に共感してもらい、国民に協力してもらわなければ、どの政策もうまくいきません。国民の協力につなげていくことに、より努力をしていくことが大事なのではないでしょうか。
これも大事な点だ。
菅総理は着実に実績を上げており、自己PRばかり目立つ小池知事とは大違いだ!
しかし中身のない小池氏に自己PRで不利なのも確かだ。菅総理はまるで泣いた赤鬼のように必死に努力し、結果を出しているが、国民に伝わっていない側面があるからだ。
確かに岸田氏が指摘するように、しっかりと国民に説明し、国民に共感してもらい、国民に協力してもらうべきであり、そのための努力はもっとされるべきであろう。
岸田氏、医師会との戦いを事実上、大宣言!!
また岸田氏は、医師会との戦いも事実上、大宣言している。
──具体的な対策は。
ワクチンだけでなく、病床の拡大、新規感染者の拡大防止、治療薬の開発も力を入れなければいけません。その四つの切り口をバランスよく進め、具体的な進展を示していくことが国民の安心につなげていくために重要です。地域や業種にとらわれない、事業の規模や減収の規模を勘案した支援策が求められる。こういったものをパッケージとして示すことが大事です。
(我国のコロナ病床は諸外国に比べて少ない 出典 時事通信)
病床の拡大には医師会の抵抗を排除することが必要であり、これは岸田流の宣戦布告と見るべきであろう。新型コロナウイルスに感染しながら自宅療養を迫られている人が全国に10万人近くいるなか、補助金だけ受け取ってコロナ患者の入院を拒否する医療機関がかなりあるという。
また地域や業種にとらわれない、事業の規模や減収の規模を勘案した支援策が求められると言うのも大正論だ。
こうして見ると、今、岸田氏が総理候補として菅総理を支えつつ、しかし誠実に目指していることは頼もしい。
そして岸田氏に必要なことは、即断する勇気だ。岸田氏は周囲との和を尊び、時として決断が遅いと多くの人が感じている。今は未曾有の国難の時期だ。英断、決断。こうした勇気が必要な時だ。ぜひ頑張っていただきたいものだ。