【代表質問】福山幹事長が河野氏や小泉氏を重用しなかった理由を質問⇒岸田総理「適材適所で人事を行った」
岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問が12日午前、参院本会議で行われた。
首相は看板政策である「新しい資本主義実現会議」について「速やかに会議を開催したい」と強調した。
首相は衆院選前に自らが掲げる「成長と分配の好循環」のイメージを国民に伝える考えだ。立憲民主党の福山哲郎幹事長の質問に答えた。福山氏は、首相が自民党総裁選で主張した金融所得課税の強化に関して軌道修正したと指摘し、「ぶれ過ぎだ」と追及した。
首相は「分配政策としてはさまざまな政策を考えている。優先順位が重要だ」と重ねて説明した。福山氏が河野太郎広報本部長や小泉進次郎前環境相を重用しなかった理由を聞いたのに対し、
首相は「与党には高い能力と専門性を持った多彩な人材がおり、適材適所で人事を行った。挙党一致体制を作ることができた」と胸を張った。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/211012/mca2110121202013-n1.htm
人事について、岸田総理はHPで次のように語っている。
■人事について
今、人事は作業の最中であります。党内においても多くの役職があり、これから閣僚人事に手をつけなければなりません。副大臣をはじめそれ以外の人事についても続きますので、全体の人事の中で、皆さんに党の一体感、さらには、ともに衆院選に臨もうという強い思いを感じていただける、こうした人事を進めていきたいと思っています。閣僚人事については、私自身が総裁選において訴えてきたさまざまな政策課題、これをどう実現していくのか。どういった形でお手伝いいただけるのか。こういったことについてしっかり考えた上で、人事を決めてまいります。
あわせて、自民党改革を訴える中で、老・壮・青のバランスも重要です。特に、従来からのバランスを考えると、中堅・若手の方々をより登用することが大事だということを申し上げてきました。この老・壮・青のバランス、特に若い方々の活躍ということもしっかり考えながら、人事を考えていきます。
今後の日程については、おそらく4日に国会が開かれまして、首班指名を受けたならば組閣ということになると想像しています。それ以後、副大臣、あるいは大臣政務官の人事が行われていく。こういった日程を私はイメージとして持っております。
派閥の色分けなど、いろいろなことをおっしゃる方もおられるとは思いますが、今後の人事においても「なぜこの人を選んだのか」「この方に何をお願いしたいと思っているのか」こういった点をしっかり説明することによって、適材適所であるということについて、説得力のある説明を行っていきたいと思っています。
河野氏についても
【広報本部長】
広報本部長は、河野太郎さんにお願いいたしました。この総裁選挙を通じまして、河野太郎さんの抜群の発信力、あるいは国民に対する訴求力、大きな力を感じました。一方、私はこれまで、発信力が弱いのではないかといった指摘を受け続けてきました。ぜひ、河野太郎さんには発信力という私の弱点をしっかりと補っていただき、助けていただき、二人三脚でこれから総選挙をはじめ様々な課題に立ち向かっていただければと思っています。私も総裁選においては、SNSを使ったさまざまな発信の試みにも挑戦をいたしました。発信の仕方もどんどん多様化しております。河野さんにはこうした時代の変化もしっかり受け止めて、自らの発信力や訴求力をベースとしながら、自民党の発信のあり方、広報のあり方についても、今一度考えていただき、自民党の発信力をより大きくしていくことにつなげていただければと思っております。
このように説明している。
小泉氏については、今小泉氏を重用するのは危険すぎる。支持率低下を呼ぶのは目に見えている。今は冷や飯を食って、這い上がってこいという気持ちかもしれない。