
武蔵野市の住民投票条例案、小美濃安弘市議「これで市民の声を聞いて条例を策定したといえるのか?」長島昭久議員「これで「意見集約」と言えるのか?」小野田紀美議員「ぜひ皆様地方議会にもっと目を向けて下さい」
連日取り上げている武蔵野市の住民投票条例案。
自民党小美濃安弘市議が新たな情報をTwitterに投稿。
#武蔵野市住民投票条例 についてどれくらいの人が意見を述べたかの資料が配布されました。
素案に対して66人、骨子案に対して31人、合計97人。
賛否は別としてこれで市民の声を聞いて条例を策定したといえるのか?24日の代表質問で質していきます。#武蔵野市#外国人投票権#3ヶ月 pic.twitter.com/wgxNVDqZW1
— オミノ安弘 (@OminoYasuhiro) November 16, 2021
これには連日この問題を訴えている自民党の長島昭久議員も「余りに拙速、不透明」と訴えていた。
武蔵野市の住民投票条例「素案」に対する意見集約の驚くべき記録が明らかに。
集約期間は、わずか2週間。
パブコメで22名、職員から29名。
市民意見交換会の参加者10名。これで「意見集約」と言えるのか?
我が国の地方自治史上、異例の制度を導入するにしては、余りに拙速、不透明ではないか。 https://t.co/mUoxg8xKZn
— 長島昭久@東京18区(武蔵野、府中、小金井市) Akihisa NAGASHIMA, MP (@nagashima21) November 17, 2021
なぜ、もっと広く意見を集め周知させないのか?非常に理解に苦しむ。
長島氏は武蔵野市が行ったアンケートについても疑問を投げかけていた。
14万8000市民のうち2000人にアンケートを取り、有効回答はたった500人(約0.3%)。その70%をどう見るか。これで、武蔵野市民の7割が賛成したと胸を張られても、説得力を感じない。それよりも、今急いで住民投票権を外国籍の住民に付与せねばならない「立法事実」は何なのか、市長に説明を求めたい。 https://t.co/qxFuljEcmE
— 長島昭久@東京18区(武蔵野、府中、小金井市) Akihisa NAGASHIMA, MP (@nagashima21) November 15, 2021
実際、SNSなどの意見を見ても、この条例案の存在自体知らなかったという武蔵野市民の意見も見受けられている。
「これこそ、もっと市民に周知させて住民投票にかけたらどうだ」という意見もあり、その通りだと思った。
長島議員は、JR武蔵境駅前で約100人の聴衆を前に街頭演説し、市民に訴えかけている。(参考)
こういった長島議員や小美濃議員の行動が産経新聞などでも取り上げられ、ネット上では徐々にこの条例案のことが知れ渡りつつある。両氏の行動は、自治体が今何を議論しているか?と、市民に関心を持たせる意味でも非常に効果があったといえよう。
そして、自民党の小野田紀美議員もこの問題を取り上げ、以下の投稿をしている。
地方議会において自民系が半数とってない所は自民が反対しても条例が成立してしまう恐れが極めて高いんです。川崎市のあの条例の時も審査の委員会で過半数取れない状態だったから突っぱねられなかったと記憶しております。ぜひ皆様地方議会にもっと目を向けて下さい。無所属でも何系か気にして下さい…
— 小野田紀美【参議院議員(岡山県選挙区)】 (@onoda_kimi) November 17, 2021
これまでのように、条例が可決されてから「こんな事決まったの?」と驚く前に、今のネット社会では、自治体のホームページを覗けばどんな議員がいて、何が議論されているかが解る状況なので、ぜひ、自分の住んでいる議会に目を向けて頂きたい。